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第15 回 今村慎太郎  本当のアレルギー対応を識る ――意外にも不完全な現状に喝! 

第15 回 ダイナックのアレルギー対応の取り組み

【月刊HOTERES 2016年09月号】
2016年09月16日(金)
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NPO 法人アレルギーっこパパの会
理事長
今村慎太郎
Shintaro Imamura
〈Profile〉娘の食物アレルギーをきっかけに、アレルギー対応力が高い企業が食物アレルギーのない人たちから選ばれる社会を目指し、2013 年NPO 法人アレルギーっこパパの会を設立。研修・講演、メニュー開発やコンサルティング、アレルギー対応のためのコミュニケーションWEBサービス「アレコミュ」で、ホテルや飲食店など外食企業のアレルギー対応支援を行なっている。
NPO 法人アレルギーっこパパの会
http://www.arepapa.jp/

近年の食物アレルギーを含むアレルギー疾患の急増を受け2015 年12 月、アレルギー疾患対策への指針策定を国に義務づける「アレルギー疾患対策基本法」が実施。それにより、フードビジネスに携わる企業はもちろん、国民もまたアレルギー疾患に関する正しい知識を備え、注意を払うことを努めなければならない。そこで、現時点の当事者だけでなく、改めて識しるべき「アレルギー対応」について発信する。

 数ある外食企業の中でも、いち早くアレルギー対応に取り組み始めた株式会社ダイナック。多様なジャンルの店舗を展開してブランドごとにメニューがある状況の中、アレルギー対応に真摯に取り組んできました。最近は重度食物アレルギーの子どもが参加する旅行での料理提供や団体客の中に食物アレルギーの人が1 人でもいたらメニュー全体の構成から変更するなど、規模の大きな企業にとっては一般的に難しいと思われる対応にも挑戦しています。年間数百件におよぶアレルギー対応に正面から取り組み、後退することなく前進し続けてこられたのはなぜか、そして、今日に至るまでにはどんなことがあったのか。今回はダイナック㈱品質保証本部長兼品質管理部長の橋詰剛敏氏へのインタビューを通して同社のアレルギー対応の取り組みをご紹介します。

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