西日本鉄道(株)(本社・福岡市博多区)などが設立した(株)太宰府Co-Creationが事業主体、バリューマネジメント(株)(本社・大阪市北区)が運営受託している古民家宿泊施設「HOTEL CULTIA太宰府」に3 月27 日、新たに2 棟が増築される。
同事業は、太宰府のブランド向上にぎわい創出を目的に、太宰府天満宮周辺の歴史的資源である古民家を改修・活用し、飲食・宿泊施設として提供する。第1 棟の「古香庵」は2019 年10 月に開業。コロナ禍でも分散型でソーシャルディスタンスが確保できる宿泊施設として県内の顧客を中心に集客しているという。
さらにこの度、第2 棟「好古亭(こうこてい)」と第3 棟「梅花(ばいか)」を増築する。特に「好古亭」は、明治・大正期に建築された歴史ある建物で、太宰府市の「歴史的風致形成建造物」に登録されている。客室は、古民家の外観、梁(はり)など歴史ある佇まいはそのままに、水回りやベッドなど宿泊に必要な機能を整備し、昔ながらの趣とモダンかつ高品質な空間を融合した施設とする。
好古亭客室イメージ