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  • <求人募集中> 連載② 2023年 名古屋 ラグジュアリーホテル TIAD 開業
【連載②】 Tomorrow Is Another Day

2022年01月10日(月)
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〈求人募集中〉2023年 名古屋 ラグジュアリーホテル TIAD 開業

ラグジュアリーホテル「TIAD」が 2023年名古屋にオープン ! !
 

「Tomorrow Is Another Day=ゲストの明日が変わるホテル」
 
ゲストを晴れやかな気持ちにさせながら働くことで日々の成長を実感できる環境を
備えたホテルを一緒に創り上げてほしい

 
TIAD(ティアド)開業準備室 料飲グループ長
神野邦浩氏

名古屋市中区にフルスペックのラグジュアリーホテル「TIAD(ティアド)」がオープンする。従来の豪華一辺倒のラグジュアリーホテルとは一線を画す自然と共生するような新たな価値を訴求。名古屋のホテル業界に新風を吹き込むホテルの登場に注目したい。ホテレスオンラインでは、3回にわたり連載を通じて施設の魅力をお伝えしていく。第2回目はTIAD開業準備室で料飲グループ長を務める神野邦浩氏に、TIADの特徴と求める人材、まったく新しい価値を創造する独自ブランドのホテルで働くことの意味について語ってもらった

1974年生まれ
学校卒業後、名古屋市内ホテルにてキャリアスタート
23歳日本ソムリエ協会 認定ソムリエ
ソムリエコンクールなどにも積極的に参加し田崎真也氏に師事する
2000年名古屋マリオットアソシアホテル開業時入社
料飲・宴会部門を担当する。外部富裕層向けサロン開業及び運営を行う。
企画、オペレーション構築、店舗マネジメント、新規プロジェクト、人材トレーニング、各種講師・講演と多岐に渡り業務経験し、2021年3月より現職に就く。

旧来のラグジュアリーホテルのよさとニューラグジュアリーホテルのよさの融合
 
——TIADの開業プロジェクトについて教えてください。
 
 名古屋初のラグジュアリーホテルとして建設中のTIADは中区・栄のシンボル、久屋大通り公園に面して、2023年7月に開業予定となっています。最近は複合ビルの中で展開するホテルが多い中、地上14階の一棟建で、そのすべてを使ってホテルを運営していきます。
 立地を活かして、緑豊かな木々と融合した自然を感じることのできるホテルを実現したいと考えています。

1984年にエドワード・O・ウィルソンが提唱した「人は自然とつながりを求める本能的欲求がある」という概念「BIOPHILIA NEST(バイオフィリア ネスト)」をコンセプトに、公園から続く緑を建物の中に引き込み、自然に包まれるような空間=ネスト(巣)を創造します。
 館内のレストランやフィットネスクラブの前にはテラス席を潤沢に設置し、バルコニー付の客室も用意します。都会にありながら、外気や緑から自然を感じ取ることができるホテルの創出を1つのポイントに据えていきたいと思います。

 TIADは完全な独自ブランドのラグジュアリーホテルであり、旧来のラグジュアリーホテルのよさと、ニューラグジュアリーホテルのよさの融合を目指します。サービスに関しては、おもてなしの最高峰とも言えるバトラーサービスやバレーサービスを行いながら、自然との融合や女性目線を意識した特徴を打ち出していきます。まったく新しいコンセプトをベースにしながら、オリジナルのラグジュアリーホテルを運営するスタイルに挑戦するのです。新旧のラグジュアリーホテルの素晴らしさをピックアップしながら、これまで世界に類を見なかった新しいスタイルのホテルを創り上げていきます。
 
——TIADの客室数や強みと言えるポイントを教えてください。
 
 客室数は150室で、そのうちの13室がスイートルームカテゴリーです。

 客室の強みは自然を感じられるバルコニーはもちろん、ビューバスを設置することでこれまでになかった造りを訴求していきます。さらに客室内でスパトリートメントができるインルームスパも、お客さまのニーズから考えて設置いたしました。
 料飲施設についてはメインダイニングと併設するバー、日本料理カウンター、メインバー、ラウンジの4カ所を用意します。宴会場は3バンケットとチャペルを展開します。メインダイニングで提供する料理は、イノベーティブフュージョンと呼ばれる新しいスタイルと旧来のグリル料理を融合させた、「イノベーティブグリル」となります。従来のホテルでは見られなかった、創作グリル料理の魅力を追求していきたいと思います。

 宴会場は4mの高さのあるガラス張りで、久屋大通公園の緑を満喫できるとても開放感のある空間を楽しんでいただけます。
 6Fのウェルネスゾーンには温浴施設、ジムスペース、インフィニティプールを備えています。プールにはアクリルを使っていて、透明感を演出したエポックメーキングな造りとなります。さらには、オープンテラスでドリンクを楽しんでいただくほか、屋外でヨガなどのメニューを提供していきたいと思います。
 
「どこで働いていたか」という経歴よりも「これまで何をしてきたか」を重視したい
 
——プロジェクトの進捗状況はいかがでしょうか。
 
 現在は、ルームミックスを確定させる作業を進めていきます。宿泊についてはリネン、FFEの選定が始まっています。
 料飲についてはバー、ラウンジ、フィットネスクラブに併設するウエルネスラウンジのコンセプトやメニューを決めていこうとしている段階です。

 婚礼については力を入れていきたい意向を強く持っています。名古屋エリアのニーズを検証しながら、どのようなコンセプトでTIADブライダル事業を形づくっていくべきかを模索していきます。
 このように2022年は、すべての部門に関して具体的な方向性を決定していくことになると思います。
 
——神野さんのバックグラウンドと、開業準備室で取り組んでいる仕事内容を教えてください。
 

 私は学校卒業後、セゾングループのホテルに就職して約7年半、料飲部門で仕事をしてきました。レストランとバーを担当し、最後の1年間はレストランマネージャーとしてリノベーションに携わりました。2000年にJR東海が運営する名古屋マリオットアソシアホテルに移り、開業準備室から入社しました。開業後はミシュラン1つ星を獲得しているフランス料理のミクニナゴヤに配属され、シェフソムリエを務めました。その後は各料飲施設でマネージャー職に就き、社内教育とビバレッジコントロールも担当しました。宴会サービス部門に異動してからは、現場責任者として婚礼と一般宴会に携わりました。

 最後の5年間は金融機関から業務委託された富裕層向けの会員制ラウンジで、バンケットとレストランの運営を行ってきました。
 2021年3月に㈱日本セレモニーに入社し、TIADの開業準備室に勤務しています。料飲グループ長として料飲施設のコンセプトづくりに着手していて、オールデイダイニングを始め、これからバーとラウンジについても固めていきます。宴会のサービス部門ついては、テーブルなどの什器はもちろん、照明などの演出機材の選定も行います。
  
——人材の採用については、どのような考え方で臨んでいきますか。
 
ホテル全体では、180名ほどの人材を集めなければなりません。

 TIADの採用にあたっては、「どこで働いていたか」という過去の経歴よりも、「これまで何をしてきたか」をより重視していきたいと考えています。たとえラグジュアリーホテルで働いた経験のない、ホテル業界以外の仕事をしてきた人であっても問題ありません。TIADという新しいスタイルのラグジュアリーホテルに共感して、「一緒に創り上げていきたい」と思っていただけるバイタリティーのある人材を私たちは求めているからです。特にTIADでは、今回は女性目線を1つの大きなテーマにしていますので、たとえば航空業界や百貨店業界などで仕事をしてきた女性でもコアメンバーに入っていただきたいと考えています。外国人の雇用についても、ある程度日本語に対応できる方であればオペレーターとして採用を進めていきたいと思います。

 TIADでは、全採用の約70%を地元雇用にしていこうと考えています。愛知県在住者はもちろん、東京や大阪から名古屋にUターンする、愛知県出身者の採用も視野に入れています。
 年齢に関しては特にこだわりはありませんが、新しいコンセプトのホテルということで、どちらかといえばフレッシュな活力を持つ若い方々を積極的に採用していきます。
 
100人のお客さまがいれば、100通りのサービスがあっていい
 
——TIADというホテル名の由来にもなっている、「Tomorrow Is Another Day=ゲストの明日が変わるホテル」というコンセプトに込めた思いを聞かせてください。
 
 ホテルに宿泊してくださるお客さま、レストランで食事をしてくださるお客さまはもちろん、ホテルで働くスタッフも含めて、「ゲストの明日が変わるホテル」にしていきたいと考えています。TIADを利用したり働くことを通じて、何か新しい気づきを感じるホテルを目指していくために、「Tomorrow Is Another Day=ゲストの明日が変わるホテル」というコンセプトを打ち立てたのです。
 TIADで朝を迎えたとき、「この空間にいてよかった」と感じていただけるように、新しい体験、これまでになかった演出といったものを提供していきます。そしてスタッフに対しても、TIADで働くことで日々の成長を実感できるような環境を整えたホテルでありたいと考えています。

 シティにあるラグジュアリーホテルでありながら、自然と融合することでリゾートホテルで体験できるようなリフレッシュ感を得られる。ゆったりと広い客室でゆっくりと時間を過ごすことで、ビジネスにつながるひらめきがある。さまざまな新しい気持ちを生み出せるホテルを創り上げ、皆さまの明日をよりよいものへと変えていきたいと思います。
 
——ホテルマンの先輩として、TIADで働いてみたいと考えている未来のホテルマンに向けてアドバイスをお願いします。
 
 ホテルマンにとってサービスというものは、プラスアルファのホスピタリティーの部分であり、その提供によって「お客さまの満足度が高まるホテルを目指すべきだと思うのです。
 ホテルマンはすべてのお客さまに対して同じサービスを提供しなければならないという話がよく出てきますが、私は100人のお客さまがいれば100通りのサービスがあっていいと思っています。その姿勢こそがホスピタリティーを生み、結果としてホテルを利用された後の満足度を一定に保つことにつながるのだと信じているからです。

 そしてTIADをチェックアウトしたお客さまが満足して、晴れやかな気持ちで出発されていくシーンを創り出すことこそが、「Tomorrow Is Another Day=ゲストの明日が変わるホテル」の実現につながるのです。

 新しいニューラグジュアリーホテルの立ち上げは、自分たちの力でこれまでになかったものを創造することを意味します。ホテルマンとして、これほど充実感のある仕事はないと言えるでしょう。TIADで働く仲間になっていただいた方々には、一棟建のホテルを運営する楽しさを体感してもらえるはずです。名古屋の地で新しいコンセプトによるラグジュアリーホテルをオペレーションしていく誇りを胸に、必ずやりがいを手に入れていただけると確信しています。

● 求人応募情報
2023年7月開業【TIAD(名古屋ホテルPJT)】株式会社日本セレモニーの求人情報|HOTERES求人情報 

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