『ザ・ペニンシュラパリ』が誇る、フレンチと中国料理の饗宴―2つのガストロノミー体験
ミシュラン星付きシェフが腕を振るう、憧れのエッフェル塔を見渡しながらのフレンチ体験：ロワゾー・ブラン (コンテンポラリー・フレンチ・キュイジーヌ)
ザ・ペニンシュラパリの最上階の屋上に「白い鳩」という名の小さなフレンチレストランが佇み、多くの美食家達を魅了し続けています。ミシュラン二つ星 。
飛行機をテーマにした店内は、1927年にルブルジェ飛行場から大西洋横断を試みた飛行士、シャルル・ナンジェッセとフランソワ・コリの「ロワゾー・ブラン」に敬意を表しコックピットをイメージしたインテリアで演出されている。そして何と言っても最高の眺望も魅力の一つだ。右手にはエッフェル塔、左にはモンマルトルの丘が望める。レストランの名前は、この飛行機名に由来している。
多くのミシュランを獲得してきたノルマンディ出身のシェフ、ダヴィッド・ビゼー(David Bizet)氏が手がける渾身のコンテンポラリーフランス料理とワインのペアリングコースを堪能した。素晴らしいの一言では言い尽くせないクリエイティブな料理の数々に至福な夜が更けていった。
ダヴィッド・ビゼー(David Bizet)氏プロフィール
ノルマンディーはモルターニュ・オー・ペルシュ出身のビゼー氏は、祖父母の農場で過ごすうちに、食とそれを生み出す農業への理解を深め、食の世界に関心を持ち始める。1997年にカーンにて調理師学校で専門教育を受けた後、パリのフォーシーズンズホテル・ジョージVでドゥミ・シェフ・ドゥ・パルティとして料理のキャリアをスタート。その後、2014年にレストラン「ル・ヴ」のシェフ、2017年にはレストラン「ロランジュリー」のシェフに就任し、ミシュラン1つ星を獲得。 2018年、ビゼー氏はパリの名門レストラン「ル・タイユヴァン」のチームに移籍し、2020年1月にミシュラン二つ星を獲得した。
