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コミュニケーション科学研究所 

全国縦断マーケット調査 神奈川県

【月刊HOTERES 2015年10月号】
2015年10月16日(金)
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横浜と箱根が目玉
 
 神奈川県の観光入り込み数は2010 年の実態調査によると1 億7000 万人で、全国では東京に次ぐ大きさとなっている。観光消費額は6318 億円と推計される。そのうち日帰りでは3289 億円、宿泊客の消費は3030 億円となっている。費目別に見ると、最大は飲食費で1748 億円(28%)、次が宿泊費で1488 億円(24%)、3 番目が土産品で1178 億円(19%)、交通費が1121 億円(18%)である。地域別に見ると、最大は横浜・川崎地区の2284 億円で36%と4 割近くを占め第1の観光地となっており費目は飲食費が大きい。それに次ぐのが県西の箱根・湯河原地区で2150 億円(34%)と横浜地区に負けないウエイトを持ち、当県は東都西の両地域が観光消費の7 割を稼ぎ出している。最近目立って増加している東南アジアからの客も富士山をバックにした箱根に魅力を感じているようだ。
 
人口と所得は東京に次ぐ
 
 当県の面積は2416.1 ㎢ で全国43 位と狭い。人口は894.0 万人で13 東京に次ぐ第2 位。年齢構成を見ると、14歳以下の幼年人口13.1%、生産年齢人口64.4%。老年人口22.5%となっており、全体に全国平均値に近い。県民分配所得は26.5 兆円で全国2 位。この点でも東京に次ぐ。一人当たり所得は292.6 万円で全国9 位とベスト10 に入る。産業別では、1 次産業1.2%、2 次22.8%、3 次77.0%で、全国平均と比べると2 次産業比率がやや低い。一人当たり工業生産額は195.8 万円で全国26 位となっている。
 
ホテル数の伸びは高い
 
 飲食店は09 年で3 万7035 店ある。内訳を見ると、食堂レストランは2973 店で8.0%を占める。専門料理店は1万1002 店で29.7%。その中では、中華料理店が多く4143 店で11.2%を占める。次が日本料理店で2808 店、7.6%と続いている。その他、そば・うどん店は1921 店(5.2%)、すし店は1580 店(4.3%)ある。遊興飲食店の酒場ビヤホールは8979 店(24.2%)、バー・キャバレー・ナイトクラブは6530店(17.6%)と両者あわせて41.8%と全体の4割強を占める。そのほか、喫茶店は2473 店(6.7%)、ハンバーガーその他の飲食店は1411 店(3.8%)となっている。09 年の調査から分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は2678 店ある。2012 年のホテル数は335 軒、客室数は3 万579 室ある。90 年からの伸び率を見るとホテル数は全国の82.3%に対して68.3%と低いが、客室数は105.1%に対して140.0%と全国平均を上回る。
 
※「都市勢圏および拠点性」「婚姻マーケットおよび事業特性」、図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入、または電子版有料版にご登録いただけますよう、お願い申し上げます。
http://www.hoteresonline.com/hoteres/88

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