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2023年2月3日号 全国縦断マーケット調査 北海道

全国縦断マーケット調査 北海道

【月刊HOTERES 2023年02月号】
2023年02月02日(木)
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北海道観光消費の経済効果

 北海道観光客数は、コロナ前の平成 27年度では延べ 5740万人だった。その内訳は、道内観光客が 4955万人、国内からが 577万人、外国人観光客が 208万人だった。令和 2年からコロナが蔓延し、観光客は減少。令和 3年度の観光入込客数は 3494万人となり、60%が消えた。コロナ前の観光客の総消費額は 1兆 4298億円と推計された。内訳は道民 6374億円、道外客 4220億円、外国人観光客 3715億円となっている。ちなみに北海道の平成 27年度の総生産額は 18.1兆円である。単純にこれと比較すると、観光総消費額は 7.9%に相当している。また産業連関分析によって観光消費の産業別寄与度をみると、まず宿泊施設などのサービス産業へは 8535億円、運輸通信業に4240億円、商業 2290億円などに大きく寄与している。アフターコロナの地域活性化によって観光産業に寄せられる期待は益々大きくなっている。
 
面積は全国第 1位

 北海道の面積は 83424.4km2で第 1位。人口は 522.9万人で全国第 8位。福岡県より大きく、兵庫県より小さい。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は 10.6%、15~64歳の生産年齢人口は 57.1%、65歳以上の老年人口は 32.3%で、全国と比較すると、老年人口比率がやや高い。県民分配所得は14.5兆円で全国第 9位。一人当たり所得は 274.2万円であり、全国で佐賀県に次いで 34位となっている。産業別構成比をみると、第 1次産業は 4.3%、第 2次産業は 17.3%、第 3次産業は 78.4%で、全国平均と比べると第 3次産業比率が高い。工業出荷額は 6.0兆円で全国 19位、人口当たりは 114.8万円で全国 44位となっている。
 
ホテル数は全国平均を下回る

 飲食店数は 14年で 2万 8319店。内訳をみると、食堂・レストランが 2393店で 8.5%、専門料理店が 6611店で 23.3%を占める。その中で多いのは中華料理店の 2337店で 8.3%を占める。次いでその他の専門料理店が2101店の7.4%と続いている。そのほか、すし店が 1229店(4.3%)、そば・うどん店が 1263店(4.5%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは 7811店(27.6%)、酒場・ビアホールは 5735店(20.3%)と多く、両者で 47.9%を占める。以上のほか喫茶店は 2434店(8.6%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は 755店(2.7%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は 2169店である。ホテル・旅館の施設数は 19年で 2877軒、客室数は 11万 7115室で、2010年からの伸び率をみると、施設数は全国の▲ 10.4%に対して当県は▲ 15.2%、客室数は全国の 10.9%に対して当県は1.9%の伸びで、ともに平均を下回っている。


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