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トピックス 

EQ“心の知能指数”を採用や人材開発に導入 ウエディング業界の枠を超えた取り組みも

【月刊HOTERES 2015年12月号】
2015年12月04日(金)
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コメント:代表取締役社長 福永有利子氏
 
【具体的な活用事例】
採用時の検査・アセスメント
採用選考において事前にEQ 検査を実施、トップセールスパーソンのEQ やホスピタリティー度合の高い人のEQ から、それぞれに近い素養を持った人材の絞り込み、選考に活用する。
組織内EQ の把握と組織運営への活用
組織内スタッフのEQ 検査を基に、チームや会社全体での「行動スタイル」や「コミュニケーションスタイル」などを分析、組織としての特徴を把握し、今後の組織運営に活用する。
若手社員対象のEQ 自己理解
入社後数年の若手社員を対象にして、EQ 検査により自身の特性について理解を深め、組織人として必要な人間関係をつくるコミュニケーションの特徴や、お客さまにとって気持ちのよい言葉や動作を身につけることに役立てる。
中堅社員対象のEQ スキルアップ
次世代を担う中堅社員を対象に、事前にEQ 検査を実施の上で、自身の行動のくせや特徴などをつかみ、お客さま対応や職場の人間関係構築に関し、どのようなことに気をつけるべきかを知り、自己成長へとつなげる。
管理職登用に向けたトレーニング
管理職候補者に対して現在のEQを測定、リーダーシップやコミュニケーションなど、管理職者として必要なスキルを向上させるトレーニングを数カ月間に亘り実施、その後再度EQ 検査を実施して、成長度合を測る。

 現在、ウエディング業界においても採用や育成に頭を悩ませている管理職の方々や、会場様からご相談をよく受けます。
 
 見よう見まねで先輩や上司の背中を見て育った世代と、メールやネット世代といわれている昨今の世代とでは、人材育成の方法は異なり、より難しくなってきているのが実態ではないかと思います。なかなかうまく自己表現ができなかったり、対人コミュニケーションが苦手だったりする若者も多くなっています。
 
 このような環境において、私たちのトレーニングでは、感覚ではなくEQ 診断を活用し、「対人関係力」や「自己コントロール力」の強化に個々に取り組んでいくことで、現代の若者に合った手法をご提案しています。まずは自分自身をよく知り、自身の「強み」をさらに伸ばし、一方で「弱み」を知った上でどう対処していくかが大切だと認識しています。
 
 当社では、外部の専門家チームと協働して、EQ 診断で自分自身を深く知り、それを基に自己を磨くトレーニングによって人間力を高めたり、より円滑な組織運営や管理職トレーニングへの活用をしたりなど、今後幅広く活用してまいります。
 
 EQ(Emotional Intelligence Quotient)とは、1990 年に米国人心理学者ピーター・サロベイ博士、ジョン・メイヤー博士の2 人によって発表された理論で、“心の知能指数”あるいは“感情に対する知性”といわれています。
 
 同理論は、その後1996 年ダニエル・ゴールマン著『EQ:こころの知能指数』(原題『Emotional Intelligence』Why ItCan Matter More Than IQ, 1995 年)やTIME 誌(1995年10 月)によって世に広く紹介され、世界のトップ企業「フォーチュン500 社」の内、約8 割の企業が研修など何らかの形でEQ を導入しています。
 
 サービス業、販売・接客業、セールス部門スタッフやウエディングプランナー、あるいはマネジメント層にも必須とされる「対人コミュニケーション力」や「自己コントロール力」など、日ごろ「EQ」をどのように活用して行動しているか、EQ 診断・アセスメントによって現状を知っていただきます。
 
 結果については、レポート形式で個々人へフィードバックし、自身の「強み」や「課題」など、個々の特性について理解を深めた上で、自己を磨くトレーニングを実施し、より円滑なビジネス獲得や組織運営の円滑化・活性化を図ります。

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