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データファイル 日本フードサービス協会 

2015 年10 月の外食産業市場動向 4カ月連続で前年売り上げを上回る

【月刊HOTERES 2015年12月号】
2015年12月25日(金)
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 10 月は、天候に恵まれたこと、土曜日が前年より1日多かったことなどから、二度の台風上陸に見舞われた昨年と比べると、ファミリーレストラン、ディナーレストランをはじめ多くの業種・業態で客数が増加し、客単価の上昇と相まって外食全体の売り上げは105.0%と4カ月連続で前年を上回った。
 
 ファストフード(FF)業態全体では、客単価が103.7%と引き続き前年を上回り、売り上げは103.8%となった。
 
 業種別では、「洋風」はバリューを訴求した値ごろ感ある商品キャンペーンなどが奏功し、売り上げは102.5%。「和風」は、主力商品の期間限定値引きやクーポン配布等で売り上げは108.5%と好調。「麺類」も、既存店売り上げが着実に伸び引き続き堅調。「持ち帰り米飯・回転ずし」は、商品改革や期間限定セールで売り上げ101.2%。その他は、「カレー」、「アイスクリーム」ともに堅調に推移した。
 
 ファミリーレストラン(FR)業態については、全体売り上げは107.0%と好調を維持し、30 カ月連続して前年を上回った。すべての業種で売り上げ、客数、客単価ともに昨年を上回った。「洋風」は、食材等の品質を訴求した高単価商品も値ごろ感を訴求した低価格商品も好調で、売り上げは105.7%になった。「和風」はメニューの見直しなどで客数、客単価がバランスよく伸び、売り上げは108.6%、「中華」は食材や商品サイズの見直しなどで客単価がアップし、売り上げは堅調に推移した。「焼き肉」はファミリー層の客数増が売り上げを押し上げ、114.8%と好調。
 
 次に、パブ・居酒屋業態では、「パブ・ビアホール」は、屋外イベントやラグビーW 杯の集客が好調に推移し、売り上げは103.8% となった。「居酒屋」は店舗削減が続き、売り上げは依然マイナス傾向だが、インバウンドの客は増加傾向にある。
 
 ディナーレストラン業態についてはハロウィン効果もあり客足は大きく伸び、観光地のインバウンド効果と相まって、売り上げは111.8%と今年一番の対前年度増加率となった。
 
 喫茶業態は、付加価値の付く電子マネーの導入、商品キャンペーンなどにより、売り上げは堅調に推移した。

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