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SPECIAL INTERVIEW 結果を出すトップは何が違うのか?

三重県知事 鈴木 英敬 氏×TOP CONNECT 内田 雅章 氏

【月刊HOTERES 2016年01月号】
2016年01月08日(金)
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三重県 知事 鈴木 英敬 氏
TOP CONNECT 内田 雅章 氏

毎月第一週号にて掲載している人脈マッチングスペシャリスト内田雅章氏による「トップ企業経営者は何を考えるのか?」は2016 年新年号を記念し、2016 年に開催される第42 回主要国首脳会議(サミット)誘致に成功をしたほか、三重県内のさまざまな課題に前向きに取り組み、結果を出し続ける三重県知事の鈴木英敬氏にご登場いただく。遅れた立候補ながらもサミット誘致成功の秘密は? 大規模投資なしでも観光客数過去最高という実績はどのように生み出されたのか? 内田氏がその秘密の解明に切り込む。
構成・本誌 岩本 大輝

遅れた立候補。
それでもなぜサミット誘致に
成功をしたのか?
 
内田 今回はテーマか大きく分けて二つありまして、一つ目は伊勢志摩サミットの誘致をどのような経緯で成功に導かれたのかということ。もう一つは三重県として今後どういった取り組みをしていくか、ということです。それではよろしくお願いします。早速なのですが、今回サミットが三重県に決定しました。さまざまな自治体が手を挙げていましたし、またほかよりも遅い段階での立候補でしたが、三重県に決定しました。どのような経緯があったのでしょうか?
 
鈴木 一昨年の8月末が立候補の期限だったのですが、実は当初三重県は「関係閣僚会合」という、首脳ではなく大臣クラスの会合の誘致に手を挙げていました。「首脳会議」に立候補をしなかったのは、財政面と人員上で不安が少しあったためです。ただ、思いとしては調整がつけば首脳会議に立候補をしたいということもあり、提案書の最後の二行に、「場合によっては首脳会議に手を挙げることもあります」と書いておいたのです。
 
内田 なるほど、保険をかけておいたわけですね。
 
鈴木 官僚出身ですから、そのあたりは押さえておいたのです(笑)。さまざまな事情を考慮して立候補した閣僚会議ですが、その後やはり地元の経済界の方とか、地域の市長や町長、そして県議会の僕を応援してくださる方も、「やるんだったら首脳会議に手を挙げましょうよ」と言っていただいたのです。
 
ほかにも、官邸関係者などからも、「三重県って手を挙げないのですか?」と質問をいただいて、年末くらいまで悩んでいたのですが、その後予算編成などを経て、地方創生の交付金を使えばサミットの資金を捻出できるかなというのが見えたのです。結果、官邸関係者などにアドバイスをいただいて、立候補することを決めたのです。
 
内田 当然手を挙げて失敗したらそれは政治家として痛手を負うわけですよね?
 
鈴木 はい、それでも肚を決め、昨年1月に総理が伊勢神宮に参拝に来られた時に、総理が近鉄の特急に乗る最後の瞬間の直前に「手を挙げます」とお伝えしました。そして、総理は「わかりました」と。

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