ホスピタリティー産業関係者に多様なデータを提供しているSTR グローバル(本社・ロンドン)は、12 月28 日、世界4 地区(対象約5 万ホテル・675 万室)における2015 年11 月のホテル客室3 指標を発表した。なお、日本の都市、リゾート別詳細データに関するお問い合わせは、STR グローバルアジアパシフィック代表(apinfo@strglobal.com)まで。
アジア・パシフィックは
2 指標において減少
アジア・パシフィック全体の稼働率、客室平均単価(以下ADR)と販売可能客室一室当たり収益(以下RevPAR)は、稼働率の減少によりRevPARも減少した。
稼働率は70.4%(1.8%減)、ADR はUSD110.91(0.1 % 増)、RevPAR はUSD78.13(1.8%減)だった。
なお、日本の稼働率は84.6%(1.7%減)、ADR は1 万5588.37 円(11.8%増)、RevPAR は1 万3190.51 円(9.9%増)だった。
今回の調査にあたり、STR グローバルは次のようにコメントした。
「マレーシアは稼働率65.5%(3.1%減)、ADR はMYR351.97(7.9%増)、RevPAR はMYR230.39(4.6%増)となり、11 月19 ~ 22 日までのASEAN首脳会談期間はRevPAR で20%以上の上昇となりました。
ベトナムは稼働率69.3%(1.7%増)、ADR はVND268 万1036.04(1.9%増)、RevPAR はVND185 万7636.46(3.6%増)と、三つの指標におきましてすべて上昇しました」
主な市場動向として北京(中国)は稼働率72.8 %(3.4 % 増)、ADR はCNY592.04(変化なし)、RevPAR はCNY430.82(3.4%増)となり、稼働率の上昇によりRevPAR が伸長した。
ジャカルタ(インドネシア)は稼働率66.9 %(6.6 % 減)、ADR はIDR111万1708.34(0.7 % 増)、RevPAR はIDR74 万3375.57(5.9%減)と2 指標において減少した。
データファイル STR グローバル
2015年11月 世界4地区と国・都市別ホテル客室指標
【月刊HOTERES 2016年01月号】
2016年01月29日(金)