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トップインタビュー マンテンホテル㈱ 代表取締役社長 大谷吉治 氏

北陸の地に根を下ろすことで、 現場に目が行き届いた経営を進めていく

【月刊HOTERES 2016年02月号】
2016年02月12日(金)
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現場にしっかりと目を配る経営哲学
 
マンテンホテルグループとしての事業状況はいかがでしょう。
 
 グループといたしましては2016 年2 月現在、マンテンホテルを五つ、スーパー銭湯「満天の湯」を3 カ所、郊外型和食レストラン「万さく」を6 店舗、運営しております。グループ売上高は2015 年の9 月期で51 億1700 万円、ホテル事業はそのうちの36 億円ほどになります。
 
 ホテルの客室数ですが、金沢は先出のとおり509 室、全面改装を行なっている富山が295 室、魚津が185 室、敦賀が143 室、そして高岡が233 室です。トータルで1365 室、収容数で1700 人ほどです。そこに4 月から福井の189 室が加わります。今年度は4 月に開業する福井で4 億円ぐらいは上乗せがほしいですから、それを入れて56億円目標です。
 
❏ 長年、堅調なグループ経営を継続できているポイントはどこにあるとお考えですか? 何しろ御グループは創業時、ガス関係を扱う会社であったと伺っております。
 
 マンテンホテル㈱の母体である大谷天然瓦斯㈱は天然ガスの掘削会社として創業しました。1963 年に三重県の長島町で天然ガスを探査していたところ、温泉が湧き出ました。それが長島温泉で、現在、私の兄が株主様たちのお力を借りながら経営しております。長島温泉の施設は開業当初はヘルスセンターだったのですが、レジャー趣向が様変わりしまして、現在は遊園地や天然温泉露天風呂、各業態のホテル・旅館、四季の草花やイルミネーションがお楽しみいただける「なばなの里」、店舗数日本最多のアウトレットまでそろうエンターテイメントリゾート「ナガシマ リゾート」となっております。
 
 当グループのホテル事業は1980 年に富山マンテンホテル(当初はワシントンプラザホテルのFC1 号店)の開業から始まっております。FC でご指導いただいた20 年後にホテル事業を分社化し、マンテンホテル㈱を設立しました。当グループの経営方針は、経営者の目が届く範囲である北陸で事業を行なうことです。これはハード、ソフト、人の問題を含めたすべてが当てはまります。現場が見えれば「コミュニケーションがしやすい」「お客さまとの接点が見える」「従業員の不満悩みを肌で感じる」「提供するサービスの質が見える」。昨今、どれだけインターネットが進んでいてもやはり“フェイス・トゥ・フェイス”が重要と考えております。
 

大谷吉治
(Yoshiharu Ohtani)
1943 年6 月7 日生まれ。66 年、明治大学工学部建築学科を卒業。67 年、大谷天然瓦斯㈱取締役に就任。68 年、㈱長島熱帯植物園常務取締役に就任。74 年、名鉄不動産株式会社に出向。76 年、㈱長島熱帯植物園常務取締役を退任。77 年、大谷天然瓦斯㈱常務取締役に就任。89 年1月、大谷天然瓦斯㈱代表取締役に就任。98 年12 月よりマンテンホテル㈱代表取締役を兼任する。一級建築士。
 
マンテンホテル㈱ 〒930-0029 富山県富山市本町2 番17 号 ☎ 076-441-5511 URL:www.manten-hotel.co.jp

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