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第90 回 鈴木 忠美  次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術これからの人材育成 

第 90 回「やっぱりお客さま目線第一に」

【月刊HOTERES 2016年03月号】
2016年03月18日(金)
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鈴木 忠美
〈すずき・ただみ〉
1969 年盛岡グランドホテル入社。レストラン課長、料飲企画部長、副総支配人を経て96 年総支配人就任(98 年同取締役)。在職中には専門学校 盛岡カレッジオブビジネスで講師を務める。2003年東北ホテル宴会場支配人協議会(東北B.M.C.)会長就任(5 期10 年)。05年ホテルシティプラザ北上入社。同取締役サービス部支配人、現在は山形県東村山市クアハウス碁点にて勤務しながら、料飲業務従事者の資質向上を目指し、教育研修会の企画・運営を行なう。

何のための予約か
 あるホテルのレストランに過日18 時で6 人の予約をしていたときのお話です。地方のホテルの夜はどこのレストランも暇なので、夜に6 人もの予約が入るのはとても嬉しいはずであり、また前もっての予約なので申し込んだ方にすれば、当然店長かもしくは支配人が入口で「〇〇様お待ちしておりました。どうぞご案内します」と出迎えてくれるものと思っていたのが、その期待は見事に裏切られてしまいました。私は接待された側なのでさほど気にはしませんでしたが、接待する方はメンツがつぶれたのでは…。なぜならば出迎え体制もさることながら、席に案内されたときも、店内には一人のお客さまもいないにもかかわらずイスを引いてくれるわけでもないし、ただスタッフは手持無沙汰に立っているだけ。そこで何となく嫌な予感がしたのですが、案の定その心配が的中し、座った席順を見ればどちらが接待する側か接待される側かは一目瞭然。今回は私が接待される側であり、一番の上座に座らせていただいているにもかかわらず一切無視して飲み物も食べ物も、接待した側の社長からでした。リーダーの皆さん、どうせ地方のホテルの夜は暇だからと手を抜かれているのならば、手を抜くから夜が暇なのではないでしょうか。

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