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連載56 桃井文子のオーナー社長のための辛口道場 

連載56  社長! 自分自身の固定観念壊してみませんか?

【月刊HOTERES 2016年06月号】
2016年06月10日(金)
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㈱スプリングフィールド 代表取締役 桃井文子
〈プロフィール〉岡山市の老舗旅館、岡山石山花壇(現在のザ マグリット)の宴会営業スタッフとして入社。その後、婚礼部門を強化するプロジェクトを成功させ、年間2 組から339組までを達成したのは業界でも有名。同社にてウェディング・プランナー、マネージャー、支配人、営業企画室長、役員として活躍。また、関連会社 グレート:プランニングにてコンサルタントとして、12 年間、全国の数々のホテル、結婚式場の再生、婚礼強化に携わる。プランナー教育、マネージャー教育、経営者の良きアドバイザーとして定評がある。平成23 年、スプリングフィールドを設立。経営コンサルタント、衣裳・美容の内製化支援、式場のプロデュースを中心に現在活動中。2013 年5 月には、ニューヨーク支社を設立し、現地でもパーティーやイベントを手掛け、日本のウエディング、パーティーを広める活動もしている。

今回は、社長自身の固定観念について焦点をあてて考えていきたいと思います。固定観念を壊そうとするとほとんどの人が抵抗感をしめします。今のままが心地良いと思っている人たちにとって、物事を変えるということはとても不安だからです。皆さんの会社の社員の方々にもよく見られると思うのです。自分のことは棚にあげて“ うちの会社はどうなってるんだ” とやきもきしている社長はいませんか?

 
 固定観念とは辞書で引くとこのように書いてあります。固着観念ともいい、心理学の用語で人が何かの考えや観念を持つとき、その考えが明らかに過ちであるか、おかしい場合で他の人が説明や説得を行っても、あるいは状況が変わってもおかしさが変わっても、本人が、その考えを訂正することのない観念をいうと説明されています。この文章からなんとも言えないかなり頑固な人を想像できます。しかしこの、固執した考えのもと経営している社長はドラマや漫画に出てくるような頑固一徹のお父さんみたいな人間だったら社員も同じような固定観念の強い社員に育つのはいうまでもありません。会社はこうでなくてはならないとか、今までうちの会社はこれで売れてきたのだから営業努力が足らないのだと社員や営業マンに怒鳴りちらしていませんか? 先日ですが肩パットの会社が倒産しました。昔、私が若いときは肩パットの入った洋服が流行りました。現在は女性の洋服で肩パットの入った洋服はほとんどありません。流行に柔軟に対応し、早く他の代わりの商品を開発していたら会社はなくならなくて済んだと思います。今の時代当たり前だと思っていたことがある日突然当たり前でなくなることは将来、沢山日々の生活の中で起こります。私たちのウェディングの業界でもこの20 年でかなり変わってきたのです。

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