2016年5月における全国の稼働率について集計がまとまった。
　2016 年5月の全国の平均客室稼働率は78.1％で、対前年月比で1.9％減少。定員稼働率は71.4％で2.9％減少した。
 
　全国的にGWの集客がままならないコメントが散見した月だった。その影響もあり、ほとんどが対前年月割れの結果となった。
 
　本誌では16年5月の全国主要都市の客室稼働率を地域別に掲載。今回は東京エリアについて、また変動要因である各ホテルのコメントを紹介している。

【東京エリア】82.8%（2.4 ポイント減少）。
　東京は「GW の連休＆土曜日が前年と比べて少ない分、動きが集中すると見込んでいたものの、3 日こそ高需要であったが、ほかは価格を下げても動きが鈍かった」、「GW 期間および海外セグメントの利用率低下が対前年比較において室数および宿泊人数減少の一要因となった」、「月初めは日並びが良すぎたためか国内の需要が弱く、例年満室となる5 月3 日も満室とはならず勢いがなかったが、中旬はビジネス需要で高稼働が続いた」。

「全国稼働率調査」記事詳細6月24日号にて。実際の各地域の稼働率、前年同月比、各エリアでの同月の特色などのほか、ADR動向を掲載している。
 
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