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VOL.125 小原康裕の「世界のリーディングホテル」 

VOL.125  ラシェット シャンプノワーズ L'Assiette Champenoise

【月刊HOTERES 2016年08月号】
2016年08月12日(金)
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ダイニングルームは「Château Les Crayères」とは対照的にコンテンポラリー感覚の現代的なデザインである


まずは好みのシャンパーニュの選択からはじまる


ミシュランスターシェフでオーナーのアルノー・ラルマン氏が創作する官能的な料理が魅力だ


Arnaud Lallement 氏 は、26 歳の時にミシュラン1ツ星、30 歳で史上最年少2ツ星を獲得した。


翌年には同誌の「今年のシェフ」に選出された。40 歳を目前にして2014 年版ミシュランガイドの3ツ星に昇格した。

 「ラシェット シャンプノワーズ」はスイートを含め、客室数33 室の可愛らしいホテルである。正面エントランス左手に、ミシュランの3ツ星とゴー・ミヨのコック帽が五つ並んだプレートを誇らしげに掲げている。筆者にアサインされた部屋は約50㎡の広さを持つ「Large Room with dressing」で、家具や備品、バスルームのデザインなど独創的な印象を受ける。シェフの名を冠したメインダイニング「A.Lallement」は1 階と2 階に分かれており、宿泊はせず、食事目当てで訪れるリピーター客も多い。また、朝食は専用のブレックファストルームを用意して、英国のマナーハウスの雰囲気でゆったりと楽しめる。嬉しい事に、ホテルは木の香りがする室内温水プールを擁し、夏になるとドアを全開したオープンエアとなる。広大な芝生と森の庭園との一体感が実に気持ちよい。
 
 ラシェット シャンプノワーズは2004 年に大規模な改装工事が行なわれ、ゲストの憩いの場として4 部屋の意匠の異なるギャラリーを新設。館内はクラシックな中にも現代的な雰囲気が感じられ、家具のデザインはフィリップ・スタルク、壁を飾るのは巨匠ピエール・スラージュの絵画作品、シャンデリアはバカラと見応えの空間が広がる。ホテルは現在、Relais & Chateaux のメンバーとなっている。


木の香りがする室内温水プール。夏になるとドアを全開したオープンエアとなる


広大な芝生と森の庭園との一体感が実に気持ちよい。


ゲストの憩いの場として4 部屋の意匠の異なるギャラリーを新設している


館内はクラシックな中にも現代的な雰囲気が感じられる

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