カープ優勝なら256 億円効果
　今年のプロ野球セントラルリーグは、再び「赤ヘル軍団」が躍動している。7 月21 日の対DeNA 戦で、広島の今季主催試合の観客動員数が192 万を超え昨年の190 万人を上回り、球団最高記録を更新した。7 月25 日現在、チーム成績は、92試合56 勝35 敗2 分け勝率.625と2 位巨人を10 ゲーム引き離す、ダントツの好成績を残している。阪神で成績不振で古巣に拾われたかつての強打者新井もホームラン10 本を超え、好打率を残す活躍を見せるが、もう一方のピッチャー黒田も、NYヤンキースを振り切って古巣に返り咲いたが7 月23 日には7 勝目を挙げ日米通算で200 勝を記録した。中国電力のエネルギー研究所の推計では、カープがセ・リーグで優勝し、日本シリーズに進出すれば、観客動員数は226 万人を超え、経済効果は256 億円に達すると推計している。
 
 
一人当たり県民所得全国第8 位
　当県の面積は8479.4㎢で、全国11 位。鹿児島県より小さく、兵庫県より大きい。人口は283.0 万人で全国12 位。茨城県より小さく、京都府より大きい。年齢構成比を見ると14 歳以下の幼年人口は13.5%、15–64 歳の生産年齢人口は59.6%、65 歳以上の老年人口は26.9%となっており、全国平均と比べると、高齢化率はやや高い。県民分配所得は8.6 兆円で全国12 位で茨城県より小さく京都府より大きい。一人当たり所得は300.4 万円で全国8 位で京都府よりやや高い。産業別構成比を見ると第1 次産業は0.9%、第2 次産業は27.1%、第3 次産業は71.7% で第2 次産業比率がやや高い。一人当たり工業出荷額は301.4 万円で、全国第12 位で平均にくらべて1.3倍と大きい。
 
ホテル数・客室数とも伸びている
　飲食店数は14 年で1 万3792 店。内訳を見ると食堂レストランが1165 店で8.4%。専門料理店が3539 店で25.7% を占める。その中で多いのは、中華料理店の1049 店で7.6% を占める。次いで日本料理店が多く970 店で7.0%となっている。そのほか、そば・うどん店が440 店（3.2%）、すし店が349 店（2.5%）となっている。また、遊興飲食店、バー･キャバレー・ナイトクラブは2502 店（18.1%）、酒場ビヤホールが2119 店（15.4%）と両者で33.5% を占めている。以上のほか、喫茶店は1717 店（12.4%）、バーガーなど、その他の飲食店は1919 店（13.9%）、09 年調査から飲食店から分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は1247 店ある。ホテル数は13 年で182 軒、客室数は1 万6956 室で90 年からの伸び率をみるとホテル数は全国の82.3% に対して124.7%と平均を上回っている、客室数も全国の105.1% に対して当県は117.7%と全国平均を上回っている。
 
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