ホスピタリティー産業関係者に多様なデータを提供しているSTR(本社・ロンドン)は、7 月26 日、世界4 地区(対象約5 万ホテル・675 万室)における2016 年6 月のホテル客室3 指標を発表した。なお、日本の都市、リゾート別詳細データに関するお問い合わせは、STR アジアパシフィック代表(apinfo@strglobal.com)まで。
アジア・パシフィックは2 指標で上昇
アジア・パシフィック全体の稼働率、客室平均単価(以下ADR)と販売可能客室一室当たり収益(以下RevPAR)は、2 指標で上昇の結果となった。
稼働率は67.0%(2.1%増)、ADRはUSD93.55(0.8%減)、RevPAR はUSD62.68(1.3%増)だった。
なお、日本の稼働率は81.8%(1.2%減)、ADR は1 万3979.00 円(7.0%増)、RevPAR は1 万1429.29 円(5.7%増)だった。
今回の調査にあたり、STR は次のようにコメントした。
「オーストラリアは稼働率73.4%(2.0%増)、ADR はAUD175.25(1.8%増)、RevPAR はAUD128.71(3.9%増)と3指標において増加し、2016 年以降ほとんどの月において前年を上回っています。
ミャンマーは稼働率37.5%(5.5%増)、ADRはMMK14 万2845.69(12.6%減)、RevPARはMMK5 万3618.88(7.8%減)と2 指標が減少し、稼働率は上昇するもADR は2 ケタの減少をしました」
主な市場動向として、プーケット(タイ)は稼働率70.3%(8.7%増)、ADRはTHB2883.46(2.0%減)、RevPARはTHB2027.98(6.6%増)と2指標において増加した。
ソウル(韓国)は稼働率77.3%(13.1%増)、ADR はKRW18 万6168.35(1.3%減)、RevPAR はKRW14 万3820.00(11.5%増)と、2 指標において増加し、ともに2 ケタの増。
データファイル
STR 2016年6月 世界4地区と国・都市別ホテル客室指標
【月刊HOTERES 2016年08月号】
2016年08月26日(金)