世界でも通用するパーティプランナーを目指しているのが㈱オフィース・マリアージュ オフィース・マリアージュ 安部トシ子社長（代表理事）とCHIKYOU GROUP 葉山泰子氏（副理事）が務める一般社団法人ワールドワードパーティプランナー協会、通称ＷＰＡだ。今夏８月１日、目黒雅叙園（東京都目黒区）にてフラワーアーティスト JOHN EMMANUEL 氏を招き、オープンアカデミーを開校した。

 
　ワールドワイドパーティプランナー協会（東京都港区）は2020 年東京五輪開催を目前に世界に通用するパーティプランナーが求められる中、国内外の需要に対応できる人材育成を主軸に3 段階のライセンス制度を導入したカリキュラムによる講座を実施している。
 
　今回はWPA の認知度を高めるとともに、世界で通用できるプランナーになるために必要なことなど、JOHN EMMANUEL 氏の講義や協会理事を講師に招きオープンアカデミーを開校した。
 
　JOHN EMMANUEL 氏はシドニーを中心にオーストラリア全土に渡り、企業、富裕層を中心にウエディングやパーティー、イベントを手掛けているフラワースタイリストだ。エレガントで上品な豪華さの演出を得意とし、世界で活躍するトップ・スタイリストからも指名を受け、多くのコラボレーションを手掛けている。自身の経験を生かしセミナーやワークショップも積極的に開催し、技術の拡散、業界の底上げにも尽力している。Smithers Oasis Cup ウエディング・フラワー部門において最高峰の受賞をしている。
 
　JOHN EMMANUEL 氏を招いた背景には、オーストラリアのウエデイングも日本同様に施設が中心となりパターン化された結婚式を行なっている状況にあったからだ。JOHN 氏が始めたころは結婚式の95％が施設主導型でフリーのウエディングプランナーは5％に満たない状況だった（現在は20％ほど）。JOHN 氏自身も施設主動の中、新たな市場を作り上げていくことに苦戦を強いられていたが、SNS で自身の作品を世界に発信を繰り返すことで今は4 万人のフォロアーに達したことから、花嫁から絶大の信頼や世界各国から直接、受注を得るまでにいたったという。
 
「日本のウエディングプランナーやフラワーアーティストももっと自信を持って、自分の実例をインスタグラムやツイッターで発信すべき。ウエディングはビッグビジネスであることも認識してほしい。新郎新婦の想いをカタチにする、夢を膨らませていくことで皆が幸せになれます。一緒にウエディングプランナー、イベントプランナーの道を切り開いていくためにも、WPA の活動に賛同し、今後もともに成長していきたい」
と、JOHN EMMANUEL 氏はオープンアカデミー前日のインタビューにて熱く語った。
　オープンアカデミーの参加者からも“ 花嫁への愛があふれていた”“ すべてが組み立て式の講義だったので役にたった”“ もっと勉強したい” などという声が多く、満足度の高い評価を得た。
 
BRIDEMINDED 代表のPamela Petherbridge 氏とBRIDEMINDED JAPAN のカレン氏は、オーストラリア大使館の後援を受け、オーストラリアのデザイナー、フラワーアーティスト、そのほかブライダル業界関係者の経験や知識をセミナーやワークショップなどを通して日本のブライダル業界関係者と共有し、両国の業界が切磋琢磨されて成長、発展していくことに尽力している。