よさこい祭り全国に波及
　よさこい祭りは、毎年8 月9 日から4 日間にわたって高知市で開催される祭りである。前夜祭が行なわれる初日には高知市納涼大会も開催され、4000 発の花火が打ち上げられる。「よさこい」の語源は「夜さり来い」（夜にいらっしゃい）という古語からきているといわれている。毎年延べ100 万人の人出があり、四国三大祭りの一つとなっている。祭りは1954 年に徳島の阿波踊りに対抗する形で始まった。パレード形式で開催され、190チーム、約2万人の踊り手が参加する。92年札幌で「YOSAKOIソーラン祭り」の開催以来、全国でよさこい祭りが開催されている。札幌では304 チーム観客218 万人、名古屋の「ど真ん中祭り」では221 チーム観客210 万人の人出を集めている。
 
1 次産業生産比率全国3 位
　当県の面積は7103.9㎢で全国18 位と岡山県より小さく、島根県より大きい。人口は73.6 万人で全国45 位。島根県より大きく、徳島県より小さい。年齢構成をみると14 歳以下の幼年人口は11.6％、15 ～ 64 歳の生産年齢人口は55.8％、65歳以上の老年人口は32.6％で全国と比較すると高齢化が特に進んでいる。秋田県に次いで2 番目に高い。県民分配所得は1.8 兆円で全国45 位。一人当たり所得は244.7 万円であり、全国で秋田県に次いで第39 位と低い。産業別構成比をみると第1 次産業は3.7％、第2 次産業は14.5％、第3 次産業は81.0％で全国平均と比べると1 次産業比率が高く宮崎県、青森県に次いで3 位である。工業出荷額は0.5 兆円で全国47 位、人口当たりは69.5 万円で全国45 位となっている。
 
遊興飲食店多く40％
　飲食店数は14 年で4646 店。内訳をみると食堂レストランが430 店で9.3％、専門料理店が727 店で15.6％を占める。その中で多いのは中華料理店の245 店で5.3％を占める。次いで日本料理店が186 店の4.0％と続いている。そのほか、すし店が66 店（1.4％）、そば・うどん店が140 店（3.0％）となっている。また遊興飲食店、バー・キャバレー・ナイトクラブは840 店（18.1％）、酒場・ビアホールは1020 店（22.0％）と多く、両者で40.1％を占める。以上のほか喫茶店は1154 店（24.8％）、ハンバーガーなどその他の飲食店は258 店（5.6％）である。09 年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は537 店である。ホテル数は14 年で86 軒、客室数は6099 室で90 年からの伸び率をみるとホテル数は全国の82.3％に対して、当県は68.6％と伸び悩みである。客室数は全国の105.1％に対して当県は106.7％の伸びで平均並みとなっている。
 
 
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