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Tourism and Bridal Market Data 

観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル 《山形市編》

【月刊HOTERES 2016年11月号】
2016年11月11日(金)
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今回取り上げるのは山形県の中心都市、山形市である。山形市は人口減少、高齢化など国内の地方都市に共通する課題を抱えているが、山形県自体には独自性のある地場産業やブランド力のある農産物があり、中心都市である山形市はその動向が注目される地方都市の一つである。以下に山形市のマーケットとともに山形県のマクロマーケットを見ていこう。
 
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1.マーケットポテンシャル
 山形市は山形県の県庁所在地であり、特例市に認定されている。人口24万9496 人(2015 年3 月末人口)、人口シェア22.0%と山形県内で最も多い人口を有している。その他の県内主要都市を見ると鶴岡市が13 万2550 人、酒田市が10 万7606 人で山形市を含めた3 市が県内において10 万人以上の人口を有している。米沢市が8 万4304人、天童市が6 万1851 人と続いているが、それ以外の都市は人口5 万人未満となっている。山形市と鶴岡市との人口の差が約10 万人以上あることから、県内において山形市に人口が集中していることが分かる。
 
 増加率(15 年/ 10 年)を見ると山形市は▲ 0.2%の微減となっている。その他主要都市では東根市が2.4%で増加になっている以外はすべてマイナストレンドとなっており、特に尾花沢市の▲ 9.6%、村山市の▲ 6.6%、上山市の▲ 6.2%、長井市の▲ 5.0%でマイナス幅が大きくなっている。
 
 山形市の年齢構造を見ると若年人口比率は18.4%、適齢期人口比率は24.1%となり、若年人口比率は全国値(18.0%)を上回り、適齢期人口比率は全国値(25.1%)を下回った。その他の県内主要都市を見ると若年人口比率は東根市が19.0%、新庄市が18.7%、天童市が18.6%、寒河江市が18.4%、米沢市が18.1%で全国値を上回った。適齢期人口比率は最も高い東根市で24.8%となっており、それ以外の県内主要都市すべてが全国平均を下回っている。高齢者人口比率(65 歳以上人口比率)も全国平均以上となっていることから、山形県全体の傾向として適齢期人口の県外流出と高齢化の進展が憂慮されるところだ。
 
 将来推計人口を見ると山形市は既に人口減少フェーズに突入しており、2030 年頃には2010 年ベースから約10%程度減少すると見られている。その他の県内主要都市を見るとすべての都市が山形市と同様にすでに減少フェーズに突入している。その中で東根市は2030 年頃には2010 年ベースから約5%程度の減少と比較的減少幅は緩やかで、天童市との人口差が縮まると見られる。県内は2030 年頃で2010 年ベースのおおむね20 ~ 30%程度人口減少と推計されており、山形市はその中では比較的減少幅が狭い。将来的には人口10 万人以上都市は山形市のみになる可能性があり、山形市の一極集中の様相が強くなる。今後も山形県内では山形市が最も高い人口ポテンシャルを持つだろう。
 
※「山形県主要都市の人口マーケットトレンド」「山形県主要都市の年齢構成」「山形県主要都市の将来推計人口」「都市勢圏」「拠点性と流入傾向」「山形県主要都市の婚姻マーケットトレンド」「山形県の観光目的日帰り・宿泊比率」「山形県の観光目的県内・県外客比率」「山形県の観光消費額単価」「山形県の外国人宿泊客の国籍別シェア」、など詳細なデータにつきましては本誌ご購入、または電子版有料版にご登録いただけますよう、お願い申し上げます。
 
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