2016年9月20日発行の書籍『ピッチに立つサポーター』(太田進・著)の出版を記念した講演会を、9月16 日、参議院議員会館講堂で開催した。同書は小社代表取締役社長の 太田進が、『週刊ホテルレストラン』巻頭言「FROM THE PUBLISHER(フロム・ザ・パブリッシャー)」に書きつづってきた語録の集大成。海外で 1800軒のホテルを見聞してきた太 田が、40年間見続けてきたホスピタリティービジネスに関する自らの哲学を表した内容となっている。
参議院議員会館講堂の様子
社会人が実体験の中で学ぶ 「教育」の重要性を強調
第一部の講演では、『週刊ホテルレストラン』において「FROM THE PUBLISHER」 が執筆されるようになった背景が、オータパブリケイションズと太田自身が歩んできた歴史とともに語られた。
太田はまず、社会人が実体験の中で 学ぶ「教育」の重要性を強調した。ホスピタリティービジネスにおいて経験を通じた学びを続けていくこと、そうした 教育の場を提供できる環境づくりが大切であることは、一つの大きなテーマとして 『ピッチに立つサポーター』でも貫かれ ている。
「社会が世界規模で激変する中で、オータパブリケイションズは常に柔軟性を 持って最新のマーケットに適合しながら、ホスピタリティーの世界、ホテル、レス トラン、ブライダルの業界で力を尽くしていきたいと思います。変化の方向性を 見極め、そこから逆算して今何をするべきなのかを考えながら前進していかなければ取り残されてしまうでしょう。その意味でも学びの姿勢が重要となります」
『ピッチに立つサポーター』というタイトルには、単に出版物を通じて起きていることを伝えるだけでなく、それと同時に業界の人々に向けて具体的に役に立つ動きをしていかなければならないという、太田の信念が込められている。
「ホテル関係者の方々にお会いする機 会があるごとに、自分の立ち位置がどこにあるのかを常に考えてきました。『ピッ チに立つサポーター』は、その一つの答えとして出てきたフレーズです」
9月20日に発行した書籍『ピッチに立つサポーター』 定価:本体価格1200円+税