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トップインタビュー  ㈱プラスエスコーポレーション マナーハウス島津重富荘 オーナー 清川剛久 氏

160年のときを越え和と洋、いにしえと現代が 融合したこだわり抜いたマナーハウス運営

【月刊HOTERES 2016年11月号】
2016年11月25日(金)
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160 年、悠久の時を越えて島津久光公の別邸をモダンなウエディング施設に蘇らせたのが㈱プラスエスコーポレーション清川剛久オーナーだ。「マナーハウス島津重富荘」として鹿児島市内で人気の会場として飛躍している。桜島の雄大な全景を眺めることができるほかにはない環境に恵まれ、和と洋、いにしえと現代が絶妙に融合。チャペル、神殿、宴会場、そしてウエディングサロンにもこだわり抜く清川剛久オーナーの思いや今後の展開をお聞きした。


㈱プラスエスコーポレーション マナーハウス島津重富荘 オーナー 清川剛久 氏

かつての「姫の間」や「殿の間」をリニューアル
 
素晴らしい景観に恵まれ、和と洋、いにしえと現代が絶妙に融合された空間に清川オーナーのこだわり抜いた美意識を感じます。
 
 160 年のときを越えて10 年前にウエディングを行なうマナーハウスとして蘇らせました。白磁の陶器や美術品や赤い壁、蚊帳を吊るすための紐など、当時のものはそのままに再現をしました。庭園を臨むレストランや個室から新たなに作り上げた宴会場やチャペル、神殿など、ホテルウエディングではなかなかできない空間作りにこだわりました。歴史ある日本建築と洋のインテリアデザイン、現代アートが織り成す和モダンスタイルは、和のウエディングへの回帰も後押しし、大変喜ばれています。
 
いたるところに値がつけられない美術品や掛け軸がさりげなく置いてありますね。
 
 神前式を執り行なう神殿は、かつての「姫の間」を使用しています。島津家の家紋に向かって廊下を進む先に神殿があります。雅楽の調べとともに厳かな挙式を行ないます。日本庭園を臨む「殿の間」は家族や親しい友人とアットホームな結婚式を求めているお二人にお勧めの会場としてご提案しています。結婚式のほかに結納やプライベートの会食、接待などにもご利用いただいております。料理はフレンチを提供し、まさに和と洋の融合を楽しんでいただける空間としてご利用いただいております。フレンチは鉄人シェフとして著名な坂井宏行氏にプロデュースをいただいております。鹿児島のご出身ということでつながりを持つことができました。
 
料理についてもこだわりを持ち、本格的な味を追求されていますね。
 
 総料理長の宮元伸一郎も鹿児島出身です。食の宝庫である鹿児島生まれの二人の料理人がこだわっているのが素材感です。主な野菜は契約農家から直送され、産地や作り手が明確な食材を厳選して使用しています。またゲスト一人一人の笑顔を思い浮かべて全力で一皿一皿作り上げることにこだわり、料理の鉄則である冷たいものは冷たいうちに、温かいものは温かいうちにゲストへ運ばれるよう、会場との連携をとり緻密に計算されたタイミングで作り上げています。フレンチといってもすべてが箸で食べられるようにし、アレルギー対応や特別料理の相談まで徹底的に対応しています。味に対するこだわりや味を食していただくために、新たにオープンしたウエディングサロン内にオープンキッチンを備え、いつでも料理を食せるようにしました。以前、ウエディングサロンと使用していた場所は桜島を一望できるロケーションにあることから、カフェや二次会場などとして活用いただいております。テラスにもでることができますので、目前に広がる桜島のダイナミックさを感じていただきながら、解放感あふれたパーティを楽しめます。また、ウエディングケーキはすべてフレッシュでご提供しています。テーマに合わせたオリジナルで専属のパティシエがお二人のこだわりを叶えています。

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