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インタビュー ロゼ社 オリビエ・ロゼ氏 

ホテルブランドとコラボレーションした プロジェクトの推進が新しい価値を生む

【週刊ホテルレストラン2019年07月26日号】
2019年07月30日(火)
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1860 年創業。世界のマーケットを舞台に、コンテンポラリー家具のプロフェッショナルとして活躍するフランスのロゼ社(roset、日本販売代理店/ドリームベッド株式会社)は、「リーン・ロゼ(ligne roset®)」ブランドを提供するホームユース事業とともに、ホテル・レストランをメインの取引先とするコントラクト事業にも力を入れてきた。
現在、日本を含む世界70 カ国でビジネスを展開し、700 店舗(内250 店舗はロゼのオンリーショップ)の販売網を持つ。
最近では、高いデザイン性で卓抜したオリジナリティーを表現する製品ラインアップを生かしながら、ホテルブランドとリーン・ロゼのコラボレーションによる新たな取り組みもスタートさせている。ゼネラルマネジャーのオリビエ・ロゼ氏に、次世代に向かって進むロゼ社のビジネスについてインタビューした。

ロゼ社 ゼネラルマネジャー
オリビエ・ロゼ氏
Olivier Roset

ロゼ社ゼネラルマネジャー。経営、戦略からアートディレクション、デザイナーとのコミュニケーションなど、さまざまな分野で活躍する。

 
コンテンポラリー家具を積極的に導入する
ホテルの潮流に乗ったコントラクト事業
 
▶ロゼ社の製品が日本で販売されるようになったのはいつからですか。

 
 1981 年に、日本における製造・販売のライセンス契約をドリームベッドと結んだことで、日本市場でロゼ社のホームユースブランド「リーン・ロゼ(ligneroset®)」の展開が始まりました。以来ドリームベッドは家具見本市にほぼ毎年参加し、ロゼ社の新しいコレクションから日本市場で受け入れられる可能性の高いアイテムを選び、日本の自社工場で製造し、販売するビジネスを続けています。
 
 スタート当初は4 モデル(トーゴ、サンドラ、カシマ、ガオ)を日本に取り入れ、少しずつアイテム数を増やし、現在は商品コレクションもかなり幅広くなっています。これまでずっとトータルな提案を目的に、ソファ、ダイニングテーブル、チェア、サイドテーブルなど豊富なラインアップを取り揃えることで、さまざまなインテリアシーンをお届けできるように推進してきました。
 
 
▶ホームユース事業に加えて、ロゼ社がホテルを含めたコントラクト事業に本格的に取り組み始めたのはいつからですか。
 
 コントラクト事業部は2000 年に設立しました。それ以前は散発的にコントラクト事業に向けた製品を作っていましたが、専門の部署を立ち上げることで本腰を入れた取り組みを始めたのです。日本市場におけるコントラクト事業は09 年からスタートし、ドリームベッドを通じてホテルでも取り扱っていただけるようになりました。
 
 現在、ロゼ社の小売ベースでの売上高は年間2 億6000 万ユーロ(約320億円)で、その内コントラクト事業は構成比10%の2600 万ユーロ(約32 億円)となっています。少なくとも今後5 年間でコントラクト事業の売り上げを2 倍に拡大し、構成比を20%まで伸ばす必要があると考えています。
 
 
▶コントラクト事業部が最初に手掛けたのは、どのようなプロジェクトでしたか。
 
 フランス・パリを本拠地とするアコーホテルズとのコラボレーションによるプロジェクトが最初の案件でした。ホームユースに向けて開発した「SALA(サラ)」というチェアのシリーズがアコーホテルズの目に留まり、ホテルに導入していただいたのがコラボレーションの始まりです。
 
 2000 年から世界のホテルの方向性は大きく変わり始めました。従来の標準化された客室から脱却し、デザインに関する戦略を立てて、コンテンポラリーでクリエイティブな家具を積極的に使い始める傾向が多くのホテルで顕著になってきたのです。そうすることで空間が差別化され、客室料金をアップできます。そうしたホテルの戦略の中で、コンテンポラリー家具のスペシャリストであるロゼ社は理想的な存在でした。リーン・ロゼのアイテムを導入することで、ホテルはより上質なものを求めるお客さまに対する訴求力の向上につなげていったのです。
 
 以来ホテルとのコラボレーションによるさまざまなプロジェクトが生まれ、コントラクト事業の原動力となってきました。ホテルも私たちメーカーと一緒に仕事を進めるスタイルを望んでくれています。その理由の一つとして、ロゼ社はどのような製品であってもカスタムメイドに対応することができる点が挙げられます。これは私たちの大きな強みと言えるでしょう。
 
 もう一つの理由は、認知度が高いロゼ社とともに共同ブランディングを推進することで、「リーン・ロゼを使っているホテル」というアピールポイントを獲得できることです。
 

アコーホテルズのブランド「メルキュール」とリーン・ロゼが提携して今年1月に完成した新しいコンセプトのホテル「メルキュール×リーン・ロゼ」

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