観光庁が発表した主要旅行業者の旅行取扱状況速報によると、新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期や中止の影響などにより、令和 2年 3 月の海外旅行の総取扱額は 225億 8920万 8000円( 対 前 年 同 月 比15.3%)、外国人旅行の総取扱額は 58億 1676万 3000円( 同 28.6 %)、 国内旅行の総取扱額は 916 億 2967万4000円(同 36.3%)になるなど前年同月に比べ大幅に減少した。
また、日本政府観光局(JNTO)がまとめた訪日外国人旅行者数(推計値)は、2020年 3月は前年同月比 93.0 減の 19 万4000人、さらに4 月は 99.9%減となる 2900人に激減したことが分かった。単月の訪日外客数では、JNTOが統計を開始した 1964年以降、 過去最少となる。 新 型コロナウイルスのパンデミックで、海外渡航制限や外出禁止の措置をとる国が拡大したほか、日本でも検疫強化や査証無効化、入国拒否などの措置を行なったことが要因で、長く日本のインバウンド市場をリードしてきた中国からの訪日客もわずか 200人だったという。
観光庁/日本政府観光局
インバウンド数、4月は前年比99.9%減の 2900 人に
2020年06月03日(水)