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2020年6月12日号 観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル《橿原市編》

観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル《橿原市編》

【週刊ホテルレストラン2020年06月12日号】
2020年06月11日(木)
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今回は奈良県第2 の都市、橿原市を取り上げる。同市や隣接する明日香村は多くの陵墓、古墳を有し、奈良県の観光資源となっている。また高度成長期には大阪市や京都市、奈良市のベッドタウンとして成長し、住宅地として整備されている。以下に橿原市と奈良県中央部のマーケットポテンシャル、奈良県の詳細な観光マーケットを見ていこう。奈良県全体のマクロマーケットについては奈良市編を参照していただきたい。

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1. 橿原市のマーケットポテンシャル
橿原市は奈良県のほぼ中央に位置している。市内は京奈和自動車道や国道24 号、165 号、169 号などにより大阪府や京都府、和歌山県への移動がしやすい。また、鉄道ではJR 桜井線や近鉄大阪線、橿原線、南大阪線、吉野線と、多くの路線が走り、市内に駅を13カ所も有している。大阪市中心部には1時間弱で向かうことができ、橿原市は交通の要衝となっている。

橿原市の自市内就業率は39.6%。市外への流出傾向を見ると大阪市へは11.2%、奈良市へは5.6%、京都市へは1.1%の流出となっており、近隣の奈良や京都よりも大阪市のベッドタウンとして機能していることが分かる。

橿原市の都市勢圏は6 市6 町1 村(橿原市含む)で形成されており、桜井市や大和高田市、御所市、葛城市、宇陀市など橿原市の東西と南部に近接した都市をカバーしている。市北部は奈良市や大阪市の影響が強く、勢圏の延伸が難しい状況にある。

橿原市の商業拠点性指数(※ 1)は1.58 であり、周辺の消費を吸引している状況となっている。橿原市の商業環境を見ると、「イオンモール橿原」(店舗面積8 万m2)が郊外に位置しており、このSC は奈良県内において最大規模のSC「ならファミリー(奈良市)」(8 万2927m2)に次ぐ規模となっている。周辺都市を見ると大和郡山市の「イオンモール大和郡山」(6 万7000m2)以外では3 万m2以下の店舗が多いため、大型店舗である「イオンモール橿原」の優位性が高いと言える。また、「近鉄百貨店橿原店」も大和八木駅前に位置しており、都市型商業機能も有している。

以下は橿原市と県中央部エリアのマーケットポテンシャルを見ていこう。橿原市の人口は12 万2596 人(2017 年)で、奈良県内に占める人口シェアは9.0%となっており、県庁所在地である奈良市の26.1%に次いで県内2 位の人口規模を有している。その他県中央部の都市を見ると、大和郡山市が8 万7055 人、香芝市が7 万8542 人、大和高田市が6万6227 人、天理市が6 万5763 人、桜井市が5 万8051 人で、この6 市が奈良県中央部エリアにおいて人口5 万人以上となっている。県中央部には県内では比較的人口規模を有する都市が集中していることが分かる。

増加率(17 年/ 12 年)を見ると、橿原市は▲ 1.5%の微減となっている。これは県内主要都市の中では比較的低い減少率である。その他県中央部の都市を見ると、県西部の香芝市が2.7%、葛城市が1.6%と増加になっている。県内主要都市の中でもプラストレンドとなっているのはこの2 市のみ。その他県中央部の市部では天理市が▲ 1.9%、大和郡山市が▲ 2.5%、桜井市が▲ 3.1%とマイナストレンドとなっているが、比較的減少率は低い。一方、東部エリアの山間部に位置する町村部では減少率が大きくなっている。

橿原市の年齢構造を見ると若年人口比率は19.3%、適齢期人口比率は25.2%となり、若年人口比率は全国値(18.0%)を上回り、適齢期人口比率は全国値(25.1%)レベルとなった。その他県中央部の都市を見ると若年人口比率は香芝市が23.2%で最も高く、次いで天理市が22.0%、葛城市が19.8%、桜井市・大和高田市が18.3%で全国値を上回っている。そのため、比較的若いマーケットが存在していると言える。適齢期人口比率は天理市が26.6%で最も高く、次いで香芝市が25.9%となり、橿原市を入れた3 市のみが全国値を上回って活性化したマーケットであることが分かる。高齢者比率(65 歳以上人口比率)を見ると、山間部に位置する宇陀市や御所市、町村部で全国値の23.0%を大きく上回っており、高齢化が進展している。

将来推計人口を見ると橿原市はすでに減少フェーズに入っており、2040 年ごろには2010 年ベースから約15%減少すると推計されている。県中央部において橿原市が最も大きい人口規模を有することは変わらないが、将来的に生駒市に抜かれる可能性がある。その他県中央部の都市の状況を見ると、香芝市は今後も人口増加し続けると見られており、将来的には大和郡山市の人口規模を上回ると思われる。また、葛城市も比較的人口規模を維持することができる。県中央部においては香芝市、葛城市の人口ポテンシャルが高いと言えるだろう。


橿原市の婚姻件数(2016 年)を見ると603 件で、県内婚姻件数に占めるシェアは10.7%であり、人口シェアを上回っていることから周辺の婚姻マーケットを吸引していると思われる。婚姻率を見ると橿原市は4.90 件で全国平均(4.93 件)とほぼ同レベルとなっている。その他県中央部の都市を見ると天理市が4.94 件で最も多く、次いで大和高田市が4.88件、香芝市が4.81 件とエリア内で比較的高いレベルとなっている。

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