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2020年9月25日号 グローバルSAKE マーケットの創造者たち 連載第2幕 第13回

GIによって日本酒が売れるわけではなく播磨の認知につながる活動が最優先課題

【週刊ホテルレストラン2020年09月25日号】
2020年09月24日(木)
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GIの名称を「はりま」としたのは海外のマーケットを意識しているから

島田 GIはりまのロゴマークは、稲穂と城を組み合わせたデザインです。

田中 山田錦で播磨の「H」を表して、かつて約 270 もの出城があった播磨の象徴として城のイラストをあしらいました。地域の文化や歴史を世界中の人々に知ってもらい、その中で日本酒も飲んでもらいたいという願いを込めました。 海外に向けて日本酒を売っていく方向性については、大きな可能性を期待しています。そのためにも、「山田錦の故郷は播磨である」「播磨には小さな造り酒屋がたくさんある」という情報を世界に知らしめたいという思いを強く持っているのです。

ワインの世界でもシャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュといった産地に無名のワイナリーがたくさんあって、ワイン愛好家の間では有名どころよりも無名のワイナリー巡りが流行っているそうです。そうした流れを日本酒でも創りたい 。宣伝力がないことを逆に武器にして、隠れた酒蔵を探し出す面白さを播磨で表現できたらと考えています。

 GIの名称を「はりま」とひらがなにしたのも、海外のマーケットを意識しているからです。漢字表記にしてしまうと中国人は別にして、外国人はちんぷんかんぷんです。そこでひらがなにすることで、少しでも認識してもらおうと考え、ロゴは「はりま」で表記しました。ひらがなは日本独自の文字ですから真似されることもなく、世界登録商標もできることも大きなポイントです。
 
島田 日本酒を海外のマーケットで展開する場合、高価格の酒の人気が高いという傾向も見られるようです。
 
田中 実際に私たちの高精白な酒は、中国で日本の約10 倍の価格がついているお酒もあります。価格が高いから買うのではなく、その日本酒の背景にある物語に価値があると感じていただけてはじめて、高価格でも納得して飲んでいただけるのだと思います。
 
 その意味でも、米と酒の話をしっかりと伝え、その魅力を知ってもらうべきなのです。播磨の酒を飲んだ外国人の方々に「こんなにやわらかい日本酒があったのか。ワインよりもおいしいよ」と言ってもらえたら、本当にうれしく思います。

島田 ホテルやレストランへの導入も考えていますか。
 
田中 ホテルやレストランの皆さまは、GIについて意外とご存知ないと感じます。これからは外国人のお客さまに「このマークが入っている日本酒には、こういう物語があります」と説明できるようになっていただければありがたいです。 そうした思いを抱きながら宣伝活動を続け、2025年の万博が開催される2025年までに播磨の酒の魅力をどこまで世界に伝えていけるかが勝負だと思います。きっとその道のりによって、また1つの物語が創られていくでしょう。

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