観光庁は 10月5日、観光分野における「ワクチン・検査パッケージ」に関する技術実証の対象として、旅行会社 11社が実施するツアー 38件を選定。その約 1週間後となる 13日には、旅行会社 1社が実施するツアー 2件および宿泊事業者 23社 108施設を追加選定した。
この背景にあるのは、9月 28日、新型コロナウイルス感染症対策本部で、感染対策と日常生活の両立を図っていくため、ワクチン・検査パッケージの実務的な運用や効果を確認するべく、飲食、イベント、旅行の各分野で必要な技術実証を行なうことが決定されたことによる。
また、政府は段階的にGo Toトラベル再開に向けて新たな方針や実証などの取り組みを進める一方で、Go Toトラベル再開までの代替措置として、都道府県が独自に実施する県民割を 1人1泊につき最大 7000円補助する「地域観光事業支援」を12月末まで実施し、今度は対象を隣県にも拡大する方向で検討している。
なお、新 Go To トラベル(Go To 2.0)で検討されている内容としては表1のとおり。