左から国際興業エネ・ソリューションズ社 代表取締役社長の飯田 次郎氏、山梨市長・峡東地域広域水道企業団企業長の高木 晴雄氏、山梨フルーツリゾート社 代表取締役社長の田淵 幸弘氏
国際興業グループの山梨フルーツリゾート株式会社(本社・山梨県山梨市)ならびに国際興業エネ・ソリューションズ株式会社(本社・東京都中央区)は、12月10日付で山梨市・峡東地域広域水道企業団と「災害時における要配慮者等の受け入れおよび電力供給に関する協定」を締結したことを発表した。
山梨フルーツリゾート社が経営するフルーツパーク富士屋ホテル(山梨県山梨市)は全43室の客室に加えて宴会場や大浴場を備えており、高台に位置していることもあり災害時における地域社会への貢献活動の一環として締結にいたった。
国際興業エネ・ソリューションズ社は山梨市内での水力発電事業を計画しており、発電開始後における災害時の電気の活用を模索するなかで同協定への参画にいたったという。
同締結により今後、山梨市からの要請に基づき同ホテルの一部を福祉避難所(二次避難所)として、一般の避難者との共同生活が困難な要配慮者(新生児・乳幼児・妊産婦)の受け入れや、備蓄している食料品などの提供、入浴などの支援が行われる。
また、国際興業エネ・ソリューションズ社は発電所稼働後に水力発電による電気を蓄電池に貯めておき、災害時にホテルを含めた山梨市が指定する避難所へ電気を持ち込み、無償で避難者に提供される。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp