国宝に指定された「松江城」をイメージした外観
1983年島根県初の東京資本である同ホテルは、駅前のランドマークとして181室の客室、レストラン、宴会場を有した「松江東急イン」として開業した。
2015年4月「東急ホテルズ」はマーケットの状況などを鑑みて大規模改装を含むホテルブランドの再編をスタートした。その一環として「松江東急イン」はワンランク上のエクセルホテルブランドに変更し「松江エクセルホテル東急」に名称変更した。2015年4月より「彩色兼美」をテーマに彩豊かで魅力的な「島根」をホテル全体で表現する改装に着手したが、今回の客室改装も「島根」をイメージしつつエクセルブランド基準の設備変更ならびに現状のスペックからの変更による顧客満足度の向上、外国人観光客への対応を目的にシティホテルクラスへの客室整備を実施する。
■これまでの改装経過
「八雲」をイメージしたフロント光壁
・第一期 2015年4月~6月 一階ロビー、フロント
「八雲」をイメージしたフロント光壁、「宍道湖の夕日」をイメージしたカラーのアートやソファや「宍道湖のしじみ」をイメージした壁面タイルなど、「出雲」の特色を随所に取り入れた。
・第二期 2015年7月~9月外壁、ファサードならびにレストランテラスの新設。
国宝指定された「松江城」をイメージした外観や格子をイメージしたファサードを整備した。
■今回の改装
・第三期 2015年12月~2016年3月 客室改装(3階~9階)
島根県を代表する「出雲」、「石見」、「隠岐」の3つの地域をイメージしたデザインとカラースキームによるフロア展開と日本の礎となる歴史を感じる場を「和」のテイストで表現する。
新設するスーペリアツイン29.8㎡
■改装内容
①基本品質の向上を目的とした全室の内装・家具・ベッド、ユニットバスの更新。
②全室禁煙化ならびにデュベ化によるヘルスケアと清潔さの追求。
③山陰初、セキュリティに配慮したレディースフロアの付加価値向上。
④欧米などのインバウンドの需要を意識した29.8㎡の広めのスーペリアツインと200cm幅のキングサイズベッドを導入するスーペリアダブルの新設。
⑤VIPに対応するスイートルームの新設。
「宍道湖の夕日」をイメージしたカラーのソファと「宍道湖のしじみ」をイメージした壁面タイル
松江 エクセルホテル東急
http://www.matsue-e.tokyuhotels.co.jp/ja/