約4万㎡に及ぶ森林に囲まれた立地にて手前がホテル棟、奥に18棟のヴィラを構える
総合不動産企業のリスト株式会社(本社・神奈川県横浜市)の連結子会社であるリストデベロップメント株式会社(本社・神奈川県横浜市)は7月10日、ロイヤルマイナーホテルズ株式会社(本社・東京都世田谷区)とホテルマネジメント契約を締結した。
同日に東京アメリカンクラブ(東京都港区)で行われた調印式では、日本初進出となるラグジュアリーホテルブランド「Anantara(アナンタラ)」を冠した「Anantara Karuizawa Retreat」の開発計画を発表。
同計画は長野県北佐久郡軽井沢町発地の軽井沢駅から車で約15分の立地に位置し、開発面積は4万1933㎡の規模、浅間山を望む森林に囲まれたエリアとなる。
全51室の客室は長さ約100mのホテル棟にスイート23室(60~120㎡予定)と2~3ベッドルームのヴィラ18棟28室(70~270㎡予定)の構成。ヴィラの一部はブランデッドレジデンスとしての提供を検討しているという。
料飲施設はオールデイダイニング、スペシャリティレストラン、バーの3つを備え、同ブランドの特徴であるAnantara Spaや温浴施設、プール、フィットネスセンター、ライブラリー、ファンクションスペースなどを設ける。
2030年の開業を見込み、ロイヤルマイナーホテルズ社 代表取締役社長の本山 浩平氏は「2025年3月に設立された当社としてホテルマネジメント契約の第一号となります。Anantaraはその土地に深く触れる体験をブランドの核に据えており、軽井沢においても地域の自然・文化・食を五感で味わう体験を提供します」と述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp