客室は全スイートの48室「星のや奈良監獄」
星野リゾートは、重要文化財である旧奈良監獄を活用したホテル「星のや奈良監獄」の開業を2026年6月25日に予定していることを発表した。
旧奈良監獄は1908年に建設、2017年に重要文化財に指定された。同施設をホテルに改修した「星のや奈良監獄」は、明治政府によって計画された五大監獄(*1)のうち、唯一現存する貴重な建築物を活用したレガシーホテルでもある。「明けの重要文化財」コンセプトに、歴史と現代的なデザインを融合した客室は全スイートの48室。独居房を9~11室ずつ連結した「The 10-Cell」など、同施設ならではの構造を生かして、寝室・リビング・ダイニングなどを区分けしたレイアウトの客室として改修している。
別棟のダイニングでは、日本のフランス料理を提供。非日常を体験できるさまざまなアクティビティも計画中で、詳細については追って開示していく。価格は1泊147,000円から(税・サービス料込、食事別)。1月20日より宿泊予約を開始した。また館内に併設する、旧奈良監獄の歴史を学べる「奈良監獄ミュージアム」は2026年4月27日に開館する予定。
総支配人の掛川暢矢氏は「歴史的価値のある建築を守りながら未来へと継承し、ホテルとして訪れる人々に新たな旅の喜びを提供することでその価値を未来へつなげていく。開業3年目には平均稼働率80%を目標として、開業日に向けた準備を進めている」。
(*1 )明治時代に竣工した五つの監獄。1901年に建築がスタートした旧奈良監獄を皮切りに、「長崎監獄」、「金沢監獄」、「千葉監獄」、「鹿児島監獄」が竣工された。
旧奈良監獄のデザイン
明治政府が国の威信をかけて取り組んだ監獄の近代化によって建てられた、秀麗なレンガ建築には、明治政府の不平等条約解消への悲願と建築技術が集結されている。ハヴィランド・システムと呼ばれた建築が取り入れられた施設棟は、看守所を全体の中心に複数の棟が放射状に伸びており、今⽇に至る⽇本の「近代監獄」を象徴する建物。設計者は、数多くの裁判所や監獄の建設に関与した山下啓次郎氏。
複数の棟が放射状に伸びているデザインは「旧奈良監獄」の特徴の一つ
別棟のダイニングで提供される、日本のフランス料理イメージ
独居房を9~11室ずつ連結した「The 10-Cell」イメージ
「星のや奈良監獄」寝室イメージ
【施設概要】
名 称:星のや奈良監獄
所在地:奈良県奈良市般若寺町(はんにゃじちょう)18
電 話:050-3134-8091(星のや総合予約)
客室数:48室 チェックイン 15:00/チェックアウト 12:00
施 設:客室、レセプション、メインラウンジ、ダイニング、ダイニングラウンジほか
併 設:奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート(日帰り利用可能)
ホテルデザイン:東 環境・建築研究所
ランドスケープデザイン:オンサイト計画設計事務所
文化財耐震改修:安井建築設計事務所・飯島建築事務所
アクセス:JR奈良駅より車で10分、近鉄奈良駅より車で6分
開業日:2026年6月25日
価 格:1泊 147,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別)
U R L :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyanaraprison/




