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第149回 鈴木 忠美  次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術 これからの人材育成 

第149回「時代に通用するリーダー像」

【月刊HOTERES 2018年09月号】
2018年09月07日(金)
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鈴木 忠美
〈すずき・ただみ〉
1969 年盛岡グランドホテル入社。レストラン課長、料飲企画部長、副総支配人を経て96 年総支配人就任(98 年同取締役)。在職中には専門学校 盛岡カレッジオブビジネスで講師を務める。2003年東北ホテル宴会場支配人協議会(東北B.M.C.)会長就任(5 期10 年)。05年ホテルシティプラザ北上入社。同取締役サービス部支配人、現在は山形県東村山市クアハウス碁点にて勤務しながら、料飲業務従事者の資質向上を目指し、教育研修会の企画・運営を行なう。

 
時代に合わせた教育法
 
 前号に続き不死鳥のごとくよみがえった盛岡グランドH の再建請負人K 氏の続編21 回目である。経営が変わり新たにスタートしたとき、社員総会のほかにもう一つ月2 回(10・25 日) 社内報が発行された。一つにはトップの月1 回の社員総会で伝えきれないことや、期のスタートには必ず意気込みとこれから進もうとする道標が記されていた。また当時、社員間の風通しがあまり良いとは言えなかったので、「人々交差点」と題し社員の誕生日や結婚・出産等の情報。同じ職場でありながら他部署に無関心だったので、「部署だより」と称し婚礼部やレストランなど売り上げのある部はその進捗情報、それ以外の部は自由テーマで今取り組んでいることや今月・来月の行事等。また10 日発行のものには必ず前月の売上実績表が掲載された。社員である以上、婚礼を紹介するのが当たり前で、毎月部ごとの婚礼紹介状況。中途入社含む新卒者が入るとルーキーがやってきたと題し、本人の簡単な自己紹介等。社内報のお陰で部署間の売り上げ状況もガラス張りになり、レストランがあと少しで目標達成のSOS が来ると皆で協力した。この社員総会と社内報のお陰でそれぞれが人前で話す能力や文章力がどんどん上手くなっていくのだった。

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