特に昨今サステナビリティが重要な概念の一つとなっており、DMO 等と共同で実施することで、DMO 等が地域と宿泊施設等との良好な関係構築の橋渡し機能を担っています(※「サクラクオリティ規約」、第4 条第4 項「DMO等のサクラクオリティ管理担当者は、認証施設と地域社会とが連携できる、あるいは地域社会が認証施設をさまざまな形や取り組みで経営、運営を支えることを促すよう、地域社会に周知および協力要請を可能な限りにおいて行なわなければならない」)。
宿泊施設では、チェックからチェックアウトに至る滞在体験において、上記アイドルタイムに、滞在シーンの用意がない場合に、ロビー・フロントから徐々に滞在体験の印象が低下するケースも多く見られます。そのような場合には、昨今の欧米FIT 層が求めるバー機能やミレニアム世代向けのライフスタイル型ホテルの多くで見られる自由スペース等で滞在体験の質を上昇させる取り組みが見られますが、その中でも特にエステ等は、顧客の滞在体験時間がレストラン同様に長いこともあり、大きな効果が期待できる重要なシーンと言えます。上記をかんがみ、「サクラクオリティ」では、宿泊施設の滞在体験としてのエステ基準(ホテル編および旅館編)およびそれとは別途、エステ単独調査用基準(エステ編)を用意しています。今回は、特にこのエステ編をご紹介したいと思います。