アパグループ(本社・東京都港区)はこのほど、2020 年11 月期の連結決算を発表した。なお、アパグループでは、アパホテルネットワークとして662 ホテル(海外、FC、パートナーホテルを含む)を展開している。
2020 年11 月期のグループ連結売上高は、904 億3200 億円(前期比34.1%減)、営業利益は20 億4400 万円(同94.3%減)、経常利益10 億900 万円(同97.0%減)、当期純利益9億4900万円(同95.5%減)と、前期対比大幅な減収減益となった。本年度はコロナ禍で2 月以降の訪日外国人客が激減、さらに4 月に緊急事態宣言が発出され人の移動が厳しく制限されたことなどを受けて、中核事業であるホテル事業では稼働率、宿泊単価とも大幅に低下したことから大幅な減収となった。
一方、業務の見直しや自社サイトへの誘導を進めてコスト削減に努めたことなどで、厳しい経営環境の中でも黒字を確保することができたとしている。
2021 年11 月期もホテルの開発は計画通り進め、24 棟5007 室の開業を予定しており、2025 年3 月末までにアパホテルネットワークとして、15 万室展開を目指す。