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022年7月22日号 トップインタビュー バンヤンツリー・ホールディングス 会長 ホー・クウォンピン氏/上席副社長 クレア・チャン氏

トップインタビュー バンヤンツリー・ホールディングス 会長 ホー・クウォンピン氏/上席副社長 クレア・チャン氏

【月刊HOTERES 2022年07月号】
2022年07月21日(木)
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小規模チェーンだからこそできることがある

----バンヤンツリー・グループのホテル運営会社としての強みを教えて下さい。 

Ho 私たちは数千軒を運営しているホテルチェーンとは異なり、約 60軒の運営、百数十軒の開発計画と、まだ小規模なホテルチェーンです。そのため、運営も、開発も私たちオーナーが一つひとつ見ることができます。また、ホテルのオーナー様とも私たちがダイレクトにコンタクトできる点は、強みであると考えています。ホテル開発、コンセプト作りにおいても細かに見ることができますし、ホテルオーナー様の課題は私たちの課題であり、共に取り組むことができます。お泊りになるお客さまのことをしっかりと考えられるのは、小規模なチェーンであるからこそです。 

----バンヤンツリー・グループで力をいれていらっしゃる「Brand For Good」の取り組みについて教えて下さい。 

Claire 私たちは「Brand For Good」として、「Stay for Good」をコアに、「Build for Good」、「Buy for Good」、「Spa for Good」、「Eat for Good」、「Gift for Good」、「Meet for Good」の 6つの“Good”を定め、ホテル開発から運営まで、滞在されるお客さまはもちろん、環境に配慮した取り組みを行なっています。

ここ10年ほど、サステナビリティー、SDGs、ESGなど注目をされていますが、環境に配慮したホテル開発や運営は私たちバンヤンツリーが創業期から取り組んでいることです。冒頭に申し上げたとおり、バンヤンツリーの創業は汚染された土地を浄化しリゾートとして生まれ変わらせることから始まりました。環境保全、配慮といったことは、私たちバンヤンツリー創業期からの DNAなのです。

バンヤンツリーはシンガポールの証券取引市場に上場をしておりますが、私たちはその中で「サステナビリティレポート」を最初に発行した企業です。そこには、私たちがどれだけの水やエネルギーを使用し、同時に環境保全にどれだけの取り組みをしたのか、そうした経済的効果まで紹介されています。これは私たちにとって当然のものであり、特別なことではないのです。 

Ho 環境への取り組みも含め、短期的な収益だけにとらわれすぎない私たちの姿勢は、日本のホテルオーナー様の考えにも親和性が高いと考えています。数年など短期的なリターンを求めるのではなく、10年、20年と中長期的な視点を持って不動産、ホテルを開発し、運営をする日本のホテル開発の考えは、バンヤンツリー・グループと共通するものがあります。 

 

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