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インタビュー Rホテルズインターナショナル㈱ 執行役員  片野 真治 氏

リブランドホテルでは2カ月で黒字化を目指す! これまでホテル業界が実現できなかったことに 挑戦をしていく

【月刊HOTERES 2015年11月号】
2015年11月06日(金)
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尼崎セントラルホテル再生を大成功させた実績から信頼を得て、いよいよ念願の二軒目となる「Rホテルイン北九州エアポート」(旧 スカイホテル刈田)を11月1日にリブランドオープンさせたRホテルズインターナショナル㈱(以下「Rホテルズ」)。本インタビューでは同社のホテル運営を陣頭で指揮する片野真治氏に新ホテル再生へのプラント今後のビジョンについて聞いた。

WEB集客と同時に、顧客経験に重要なポイントを網羅していく。 やるべきことをやることで2カ月で黒字化は可能

❏長く求め続けていた、悲願の2軒目のホテルのリブランドオープンを実現しました。
 
 このホテルのお話は二年ほど前から交渉を行なってきたもので、紆余曲折はありましたが、やっと運営することができるようになりました。 築10年のホテルですが、質の良いホテルで、大きな可能性を持っていると感じています。
 
❏1軒目の尼崎は関西圏ということで、ポテンシャルがあったエリアで大幅な業績改善という成功事例となりましたが、今回の北九州空港周辺の市場というのは、厳しい市場という見方をされる方も少なくありません。
 
 確かに市場としては尼崎ほど恵まれているとは思いません。 しかし、北九州空港の入客数も増加していたり、東九州自動車道も北九州から宮崎がつながったりと外的環境はポジティブに変化しており、市場としては底を打ったと考えています。

 また、もし現在の市場環境は変わらないと仮定したとしても、私たちの強みであり、尼崎セントラルホテルの成功を支えてきたWEB集客のノウハウや顧客構築のオペレーションを用いることで、十分に改善が見込めるとフィージビリティスタディからも判断しています。 やるべきことをしっかりとやる。 それだけで、初年度の黒字化はもちろん、2カ月目で単月黒字化は可能だと見ています。
 
❏先ほど「質の良いホテル」というお言葉がありましたが、おっしゃる通りホテルスペックは客室だけでなく宴会場を備えていたりと、この点も尼崎セントラルホテルとは違います。バンケットビジネスはどのようなプランを考えているのでしょうか?
 
 現時点でバンケットのビジネスをプランに入れていません。 客室とレストランのオペレーションだけで黒字化は可能と見ており、まだ何も決めてはいませんがホテルの業績を踏まえながら、例えば宴会場を客室にしてしまうといった考え方もできるのではないかと考えています。
 
❏Rホテルズのホテル運営企業としての強みを教えてください。
 
 WEB集客のノウハウといったテクニカルなことは当然として、さまざまなことに対してスピーディーに判断をし、行動に移せるという組織体制があるのは強みです。 例えば尼崎セントラルホテルにおいても単価がどんどん上がっていく中で、お客さまが求める内容も変化してきました。そういった過程の中で第一線に立っているスタッフやお客さまの声を常に聞き、要望や浮かび上がってきた課題に関して、必要であると判断したものに関してはすぐに行動に移してきました。 そして、それが実際にお客さまから大きな評価をいただき、現在につながっています。 今後規模が大きくなっていってもその点は変わらず、今回の北九州エリアでも競合ホテルは複数ありますが、スピーディーな対応によって市場のシェアを拡大していきたいと考えています。

 また、Rホテルズとしての特徴である「12個のこだわり」(WEBにて公開)をこれから徐々に新しいホテルに落とし込んでいきます。WEB集客やサービスは重要ですが、同時に顧客経験において寝具やタオル、ナイトウェア、遮光カーテンといったアイテムの質や、インターネット環境、そしてクイックチェックインといった細やかな対応は重要です。

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