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インタビュー Rホテルズインターナショナル㈱ 執行役員  片野 真治 氏

リブランドホテルでは2カ月で黒字化を目指す! これまでホテル業界が実現できなかったことに 挑戦をしていく

【月刊HOTERES 2015年11月号】
2015年11月06日(金)
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「あなたに1000万円を払いたい」とスタッフに言った。 これまでホテル業界ができなかったことに真剣に取り組んでいきたい

❏現在も新規ホテル運営に向けて案件を進めていらっしゃると思います。その状況や今後のビジョンについて教えてください。
 
 現在大阪市内、富山、札幌、箱根などで案件の交渉を進めています。基本的には、オペレーションノウハウの不足で収益が低下しているホテルを改善・再生していくというモデルで考えており、大きな投資を伴ってというものではありません。 同時に、現在も一つの案件を進めていますが、ビルからホテルへのコンバージョンという視野もあります。
 これは以前からお話をしていますが、中長期的なビジョンとしては、当初は海外でホテル運営会社として上場をしたいと考えており、それに向けた準備はしっかりと進めています。 日本では上場したいと考えていません。というのも、上場しても資金調達ができると思えないからです。
 
 ホテル軒数としては、まず収益性の高い宿泊主体のモデルのホテル10軒が目標ですね。 これはできるだけ早く実現したいと思っています。 そして、その先にフルサービスタイプのホテルの構想として持っている「THE Rホテル」をやりたいと思っています。これに関しては、理想を言えば海外で実現し、ブランド力をつけて日本に帰ってくる形で開業させるといったことができればと考えています。
 
 そのためにも、優秀な人をしっかりと集めていきたいですね。弊社では業績がしっかりと出せているからこそ、毎年、社員のベースアップを行なうことができています。 しかし、その額は人によって全く違います。 現在のポジションよりも高い視野を持って仕事に取り組んでくれているスタッフにはしっかりと還元をしており、おそらく、ほかのホテルチェーンではまず聞かないような給与アップ事例もあります。
 
 先日も、あるスタッフに「あなたに1000万円を払いたい」と言いました。 そのためには、ホテルの業績を良くしていかなくてはなりませんし、もっとホテル軒数を増やしていかなくてはなりません。 Rホテルズでは、そういうこれまでこの業界では実現できなかったことに対しても真剣に取り組んでいきたいと考えています。
 

Shinji Katano
1967 年生まれ。90 年ラフォーレ東京入社。フロント業務を経験の後94 年チサンホテル東京に入社。その後、㈱ホリデイイン東京、ホテル西洋銀座、タラサ志摩ホテル&リゾート、パンパシフィックホテル横浜、U&R ホテルマネジメント等を経て2007 年7月アズベールホテル&スパATAMI に総支配人として入社。その後オズベルトインターナショナルを経て11 年4月ワールドアプレイザルジャパン入社。2012 年11 月より現職。


 

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