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レポート 古民家再生、城下町全体をホテルとして機能 

今秋10 月3 日、兵庫県篠山市に篠山城下町ホテル「NIPPONIA」をオープン

【月刊HOTERES 2015年12月号】
2015年12月04日(金)
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 宿泊者には専用の携帯電話を提供し、宿泊施設内はもちろんのこと全体をホテルとしてとらえている篠山城下町内で使用でき、バリューマネジメントのスタッフが希望する場所への案内や輸送などすべてサポートを行なう。
 
 宿泊棟は築100 年を超える庄屋が所有していた建物から昭和のものまであり、「ONAE」「SAWASIRO」「NOZI」「SION」の名称がつけられた。客室数はトータルで11 室、単価は1 人3 万円~。食事は厨房設備を整えた「ONAE」にて提供している。全室テレビを設置せず自然の音や空気感を五感で感じながら過ごすことを提案している。宿泊予約は高級ホテル・予約の宿泊サイトで知られる一休と提携した。
 
 古民家は買い上げまたは賃貸にて対応、賃貸の場合は例えば年末年始のときは宿泊予約はせず、オーナーが過ごせる場所として確保するなど配慮している。現在、全国から問い合わせや見学が増えているという。
 
「山形や奈良、三重、広島、宮崎など全国からお話をいただいております。随時、開発を行ないNIPPONIA ブランドの全国展開を進めていきます」(藤原岳史理事)。

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