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REPORT 分煙環境整備 

東京都の補助金を活用し、品川プリンスホテルが新たに喫煙室を設置

【月刊HOTERES 2015年12月号】
2015年12月25日(金)
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本誌既報、本年度7月に施行された東京都の「外国人旅行者の受入れに向けた宿泊・飲食施設の分煙環境整備補助金」。画期的かつ有用な補助金に注目が集まる中、実際に補助金を活用して設置した喫煙室も登場しはじめている。今回はその中から品川プリンスホテルの取り組みを紹介する。

順調な増加傾向を見せる
訪日外客数
 
 本年度もインバウンドによる外国人観光客の来日は増加の一途をたどっている。2015 年10 月時点で日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客数は1631 万人に達し、2015 年累計では1800 万人を超える見込みである。またホテル建設の増加も著しく、一時目を引いた中国からの観光来日数に限らず欧米からの来日数も右肩上がりとなっているのが現状だ。2020 年を見据えた訪日外客数2000 万人達成も当初の予定よりも早くなることが予想されている。このようにインバウンド成果に勢いがある中、街中のサインの英語表記への変更や宿泊施設、飲食店におけるサービス、メニューの外国語対応など、観光立国、国際都市への取り組みを、国はもちろんのこと各自治体も積極的に推進し、中には10 カ国語以上の外国語表記対応で世界からの評価を手にしているレストランなども珍しくなくなってきている。
 
実は国際観光都市に
高く求められている“ 喫煙” 環境
 
 そのような流れの中で、本誌2015 年1 月30 日号でも掲載した「分煙環境設備の整備」への需要と必要性ももちろん高まっている。その際の調査で分かったことだが、それまでの「外国人と言えば禁煙環境へのニーズが高いであろう」という予想とは違い、現実は思いのほか訪日外客の“ 喫煙可能” なことへのニーズは高く、禁煙に対する抵抗があることがこの調査から分かっている。また現在の日本における喫煙マナー、喫煙環境に対する満足度は高いものの、喫煙スペースのサインや利用方法のアナウンスについてはさらなるホスピタリティーを求める声が高く、今後の観光事業への課題ともなっている。前述のような観光産業の伸びがある中で“ 東京” はオリンピック開催都市としてだけでなく、“ 日本” の要としても国内のほかの都市に先だって国際都市として機能しなければいけないという使命を持っている。

東京都も国際ニーズに応え
補助金で分煙環境整備を後押し
 
 今後、予定されている2019 年のラグビーワールドカップ、2020 年の東京オリンピック開催等、世界中から数多くの観光客が訪れることが約束されるビッグイベントを直近に控え、そこへ向かう観光産業の「お出迎え」準備も具体的な計画とタイムスケジュールのもと各所で進められている。
 
 その中で2015 年7 月、東京都から都内飲食店および宿泊施設に向け提供された「外国人旅行者の受入れに向けた宿泊・飲食施設の分煙環境整備補助金」の活用が注目を集めている。一施設上限300 万円の補助という画期的な本補助金制度の発表後、都に対して続々と問い合わせや申請がなされている。

東京都による「外国人旅行者の受け入れに向けた
宿泊・飲食施設の分煙環境整備補助金」募集要項
【補助事業全般についての問い合わせ先】
東京都 産業労働局
観光部 受入環境課 環境整備推進担当
〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1
東京都庁第一本庁舎29 階
TEL03・5320・4627
受付時間:平日9:00 ~ 17:00(12:00 ~ 13:00 を除く)
【分煙コンサルタントの派遣に関する問い合わせ先】
日本たばこ産業㈱ お客様相談センター
TEL03・5572・3336
受付時間:平日9:00 ~ 17:40 
休業日:土日祝日、創立記念日(6 月最初の平日)、
12 月30 日~ 1 月4 日
 

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