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第47回 桃井文子のオーナー社長のための辛口道場

連載47 社長! くだらないプライドは捨ててくださいね!

【月刊HOTERES 2016年01月号】
2016年01月29日(金)
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社長のプライドが邪魔をして組織や人材、お客さまにいたるまで影響を及ぼすことがしばしばみられます。プライドを持って仕事をすることはとても必要なことですが、プラスに働くこととマイナスに働くことと2 通りに分かれます。今回はこのプライドについて考えてみたいと思います。

  一般的にプライドとは自尊心と言われています。また誇りに思うことや自負するという意味でとらえられています。プライドが傷つくとかプライドを持って仕事しろとかよく聞く言葉です。それではこのプライドですが、時々偏ったプライドを自分の価値観のもとに持っておられる社長に出会いお話させていただくことがあります。
 
 初めにマイナスに働くプライドについて考えてみたいと思います。その場合はまず相手の価値観を受け入れることができないので、人に対しても横柄な態度に出る場合が多いのが特徴です。また自慢話や見栄をはったり、いつも自分は誰よりも優れているのだからと思っています。そして自分以外の人間は自分よりも劣っていると思っていますから、厄介です。社員は社長のご機嫌を伺いながら社長のプライドを傷つけないように賢い社員、幹部ほど立ち回るのです。ただ中に優秀で社長よりも仕事ができる2 番手や幹部がいた場合、このタイプの社長は自分の会社の大事な社員であっても焼きもちを焼いたり排除しようとしたりする場合があります。この幹部社員は社長より優秀であり、会社のためやお客様のために正義感を持ちながら社長に意見をしたりするのですが、過ちを指摘されたり、意見されたことが核心につかれるほど社長はこのプライドを守るために訳の分からない怒りをぶつけてきたりするのです。またその下の社員はよく見ていますから誰が正しいかも見極めています。そしてどちらに味方につけばいいのか社員は右往左往しながら、また風の吹く方向へ風見鶏状態になるわけです。これでは会社の雰囲気はぶち壊しとなり、仕事もやりにくくなります。

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