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第三回 バーチャルからリアルに次世代を動かす「感動スイッチ」 

第三回  体験させる機会をどんどん与える

【月刊HOTERES 2016年03月号】
2016年03月18日(金)
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関西国際大学
人間科学部経営学科
ブライダルコース 講師
石川夕起子
神戸市出身。ラジオDJ・CM ナレーションなど声の仕事をきっかけに、ブライダル業界に入る。披露宴司会・プランナーとして携わったウエディング数は、4,000 組を超える。
2000年ワタベウェディング株式会社三ノ宮店店長に就任。『 国内挙式事業』を強化し、2005 年神戸グランドプラザ店長に就任。翌年には2 店舗をトップ表彰へ導く。2011 年関西国際大学人間科学部経営学科ブライダルコースの講師に就任。ブライダルの実践を通した経営、人間力、常に「目的」と「意図」を意識した行動を伝えている。キャンパス内で公募ウエディング、学外で学生プロデュースウエディングを実施するなど、座学と現場との学びの往還を図る教育で、注目される。研究紀要「1980 年代から現代におけるウエディングの変遷」等。(イメージトレーナーとしても講演・セミナー活動等全国展開中)。

“カチッ”。若者の感動スイッチは実はいつ入るか分かりません。こんな学生がいました。大学で野球部に入部し、卒業後は警察官を目指していました。ところが残念なことに、その年の求人がなかったというのです。急きょ、ちがう進路をということで、“この子はサービス業に向いている”と担任が判断され、私の研究室を訪ねてきました。
 
 その時です。ある大手衣裳店でブライダルフェアのモデルを探していました。男性モデルです。今まで野球一筋で、警察官を目指していましたから、まさかウエディング業界は、思ってもいなかった道だったと思います。
 
 その学生は、ブライダルフェア初体験が、新郎役のモデルとなりステージに立つことになったのです。
 
 するとどうでしょう。サービス業に向いていると言われたものの、本当にそうだろうかと迷っていた彼が、ショーのモデルをすることで、これだけ多くの人がかかわり人生最高の舞台を作り上げているすばらしさを体験を通じて感じたというのです。学生である自分にまでへの対応の細やかさ、プロの配慮、おもてなしの心に触れ、ステージが終わったときには目はかがやき、まさに感動スイッチが入りました。“先生、この業界半端ないです! ウエディング業界を目指します!”と生き生きした表情で言ってきたのです。
 

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