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トップインタビュー  ザ・シャーウッド台北 総支配人 アキム・フォン・ヘイク 氏

コアバリューを維持しながら、 次の50年、100年に向けて進んでいく

【週刊ホテルレストラン2016年06月03日号】
2016年06月03日(金)
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帝国ホテルとさまざまな形で交流
 
シャーウッドは帝国ホテルとのさまざまな形で交流をしているようですね。
 
 はい。帝国ホテルとザ・シャーウッド台北のコアバリューが非常に近いこともあり、20 年以上の友好関係を築いています。ミドルクラスのマネジメントスタッフの人材交流を行なったり、ペストリーシェフなどを帝国ホテルから迎え入れ、さまざまな技術を学ばせていただいたりしています。
 
 また、その交流によって帝国ホテルで宿泊されるお客さまがザ・シャーウッド台北にもお泊まりいただいたりと、非常に良い関係を築かせていただいています。
 
 今年はさらに積極的に歩み寄り、7月に食に関するイベントを日本で行ないます。「ザ・シャーウッド台北フェア」と称して7 月の4 日〜10 日には帝国ホテル 東京の「インペリアルバイキング サール」でザ・シャーウッド台北の中華レストラン「怡園」のシェフが台湾料理を提供し、13 日〜19 日には帝国ホテル 大阪の中国料理「ジャスミンガーデン」においても料理を提供します。さらに、9月にはザ・シャーウッド台北に帝国ホテルから総料理長やペストリーシェフ、バーテンダーを招き、「帝国ホテルフェア」を開催します。
 
 近い将来、スタッフ交換研修が実現すれば、私たちは帝国ホテルのサービスカルチャーを学びたいと考えています。帝国ホテルのサービスレベルは際立って高く、そして繊細です。
 
 1890 年に開業し125 年以上の歴史を持つ帝国ホテルに対し、私たちザ・シャーウッド台北は1990 年に開業し25 年のホテルですから、100 年という大先輩の帝国ホテルからさまざまなことを勉強させていただこうと思っていますよ(笑)。
 
現在の台北の市場について教えてください。
 
 市場自体は横ばいですが、その内容に変化が見られます。以前は中国の市場が大きかったのですが、政治的な関係の変化もあり減少傾向です。一方でマレーシアやインドネシア、ベトナム、カンボジアといった東南アジアの市場は伸びています。
 
 ザ・シャーウッド台北自体はアメリカからのお客さまが多く、全体の28% がアメリカから、次いで中国が25%、ヨーロッパが25%、残り22%が日本や東南アジアという割合です。全体の7 割がビジネストラベラーですが、日本人の場合はビジネスとレジャーは50% ずつとなっています。
 
 年間稼働率は約75% で、ADR は約200USD、これは台北の市場の中ではRevPAR ベースで5 〜6 番目の位置となっています。やはり三越や台北101エリアのホテルの方が上位になりますね。
 
 台北は羽田空港から直行便で約2時間半で来ることができますし、またザ・シャーウッド台北は松山空港からタクシーで10 分で来ることができる立地が強みです。また、台北内の各観光地へのアクセスが良いことも強みです。
 
 ザ・シャーウッド台北の近隣は最近になって地下鉄など交通インフラも整備され始め、マンダリンオリエンタル台北ができたり、近隣に多くのレストランができたりしています。彼らは競合というよりは、エリア全体を盛り上げてくれているという意味では良いことだと感じています。
 
 もちろん、ホテルとしての魅力づくりも重要ですから、今年から客室を複数期に分けて改装を行なっていきます。また、MICE 市場への訴求強化を目的にボールルームの改装も計画しています。
 
質の高いサービスを提供する仕組み
 
ホテルの魅力を強化するという点ではトレーニングも重要です。どのようにトレーニングをされているのでしょうか。
 
 ザ・シャーウッド台北では「バディシステム」と呼んでいるユニークな仕組みがあります。まず、ザ・シャーウッド台北の520 人いるうちの40% はフルタイムのインターンシップ生で、大学でホスピタリティを専攻している学生たちです。彼らは非常にモチベーションが高く、一生懸命働きます。
 
「バディシステム」とは、若いスタッフがシニアスタッフと二人で一組の「バディ」となり、最初の3 カ月はトレーニング期間としてシニアスタッフが教育を行ないます。そして、次の3 カ月が試験期間で、この試験期間に合格すれば若いスタッフは給与が上がり、ポジションも確定されます。同時に、シニアスタッフにはインセンティブが入るという仕組みです。
 
 また、質の高いサービスを提供するために、一人のスタッフがさまざまな仕事ができるようにトレーニングをしているのも特徴です。たとえばフロントのスタッフは、チェックイン・チェックアウトはもちろん、コンシェルジュやオペレーター、ビジネスセンター、ゲストリレーションズなど幅広い仕事ができます。たとえば朝は多くのお客さまがチェックアウトにいらっしゃいますが、待たせることはあってはならないことです。多くのスタッフがチェックアウトの仕事ができれば、待たせることはありません。チェックインも同様です。
 

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