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東急ホテルズ料理コンテスト 

「もう一度、食べに行きたい」と思える メニューの創造めざし 新しい食の東急の発信につなげていく

【月刊HOTERES 2016年08月号】
2016年08月26日(金)
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第15 回東急ホテルズ料理コンテスト上位3 名。左より「準グランプリ」ザ・キャピトルホテル東急の佐々木 淳氏、「グランプリ」横浜ベイホテル東急の木村充宏氏、「特別賞」 伊豆今井浜東急ホテルの久保田 剛氏

 グランプリは横浜ベイホテル東急の木村充宏氏。例年通り、グランプリのメニューは今秋より全国のグループホテルで販売される。また、準グランプリはザ・キャピトルホテル東急の佐々木 淳氏、特別賞は伊豆今井浜東急ホテルの久保田 剛氏だった。
 

 東急ホテルズ代表取締役社長小林昭人氏は、「第15回となった今回は“US ビーフを使ったオリジナリティに富んだ一皿” をテーマに行なわれました。全ホテル33作品がエントリーし、そこから7 作品(札幌東急REI ホテルが当日欠場)に絞り込み本日の決戦となりました。出場者は各ホテルからの名誉とプレッシャーを背に受け、ここまで勝ち進んできた猛者と言えます。彼らが作品を仕上げるまでの2 時間は、本当に張り詰めた時間でした。隣席の福田順彦総料理長(セルリアンタワー東急ホテル)はコストパフォーマンスや盛り付けに関して細かく審査されていましたが、私はやわらかく肉を調理していることに感銘しつつ、家では作れない工夫に注目させていただきました」と選考ポイントをコメント。加えて「より魅力的な店舗づくりのためには、利益率アップだけではなく顧客満足度の向上を重視することが大切。もう一度、ホテルに料理を食べに行きたいと思えるようなメニューを常に提供していく“ 新しい食の東急” を発信していきたいと考えている。そして、アソシエイツ(従業員)の笑顔により、お客さまも笑顔になるような存在でありたい」と参加者全員を見回しながら総括として述べた。
 
 今回の課題食材でもあったUS ビーフは、1991 年の輸入牛肉自由化を機にホテル業界には比較的早く浸透している食材。もはや日本の市場になじみあるUSビーフをさまざまな調理法で披露した本コンテストは、USMEF(米国食肉輸出連合会)が今秋より展開するUSビーフフェアの布石にもつながっている。
 


グランプリの「牛フィレ肉のトリュフ見立て 秋のプロムナード」。1 人前の原価629 円

グランプリ受賞者
横浜ベイホテル東急
木村充宏氏
「秋のメニューということを意識して、ビーツを用いて紅葉の美しさを演出するなどビジュアルにはこだわりました。牛肉をトリュフに見立て、アミノ酸たっぷりのひじきチップを肉の周りに、添えたイモピューレにはトリフュの風味をつけて、一緒にいただくとトリュフを食べているようにしました。アメリカンビーフの特徴でもある赤身のジューシーさを伝えるための、絶妙な火入れ時間を導くのにとても苦労しました。料理はお客さまがどう思うかが一番重要ですから、いつでもお客さま目線で挑んでいます」

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