人材育成の施設も創設予定
店舗拡大に向けた基礎づくりに注力
ひらまつでは今後10 年間で、10 ~20 室規模のスモールラグジュアリーホテルを、15 ~ 20 店舗出店することを掲げている。その上で将来的には、50室規模のリゾート型ホテル、さらには都市型ホテルも視野に入れている。こうした計画を実現することで、10 年後をめどにホテル事業を300 億円規模にまで成長させていきたい考えだ。
ホテル事業と合わせて、現在約120億円のレストラン事業を10 年後には200 億円規模に拡大。計500 億円規模に拡大するための長期計画を立てている。同社ホテル事業のメインターゲットは日本人の富裕層だが、10 年後に300 億円という大目標を達成するためには、海外の富裕層の取り込みも重要になる。そこでルレ・エ・シャトーへの再加盟も検討しながら、グローバルな認知拡大も目指すという。
店舗数拡大に伴い大きな課題となるのが人材育成。ひらまつの企業理念に基づいた料理人とサービス人を育てるため、ひらまつ総合研究所(仮)を創設予定だ。平松博利会長が中心となり人材育成の場を構築することで、ひらまつの将来的な発展の礎を築いていく。
会見レポート ㈱ひらまつ
「食」をテーマにホテル事業を展開 10年後、300億円規模まで成長させる
【月刊HOTERES 2016年09月号】
2016年09月30日(金)