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メルキュールホテル横須賀 総支配人 三田村 成之 氏

【インタビュー】メルキュールホテル横須賀 総支配人 三田村 成之 氏

【月刊HOTERES 2014年12月号】
2015年01月05日(月)
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❒ そのほかに力を入れている取り組みはありますか。

経営的には売り上げの確保も重要ですが、一方で経費の削減も必要不可欠です。当ホテルは竣工以来、熱源の費用負担が大きく、一般的なホテルに比べると約3 倍のコストがかかっていました。それは劇場、ホテル、住宅で構成される汐入駅前地区全体が第三セクターで地域冷暖房のシステムを前提に再開発されていたからです。この課題の解決が私の責任であると考えて真摯に取り組んできました。まずは、ホテルスタッフに節電を徹底し、現在はオーナーの了承を得て自社プラント建設に取り掛かっています。2015 年早々には稼働できるようになると思います。これにより劇的に光熱費を抑えることができるとともに建物自体の資産価値も向上するでしょう。

❒2015 年度はどのような年にしたいと思いますか。

売り上げの前年比増に加え来年は、ブライダル事業に注力していきたいと思っています。横浜エリアにハウスウエディング施設が増え、横須賀を含めて周辺のマーケットを囲い込んでいるので当ホテルとしては地元志向のお客さまや、再婚マーケット、ネイビーの婚礼などニッチマーケットにもしっかり対応していくことを考えています。そのために、ウエディングコーディネーターも採用しました。現実的には年間20 組程の成約を50 組にすることを目標に設定しています。

❒ 三田村GM が想い描く理想的なホテル像とは。

私が考えるよいホテルとは、理想のサイクルを持っているホテルです。お客さまが来る→利益が出る→投資ができる→もっとよいホテルになる→お客さまが増える、という好循環を生み出すこと。そのためにはスタッフ一人一人が単なるホテルマンではなく経営センスを備えた“ホテル屋”になれと言いたい。財務体質を強化して競争力と個性を備えたホテルを自ら創り上げる気概を持ってほしいと思います。私自身も地元で長く存続して地元のランドマークとして確固たる地位を築いていけるホテルを創り上げ“このホテルにこの人有り”と言われるような存在になりたいですね。
これからもアコーホテルズ、そしてメルキュールのブランドの魅力をより多くの方に知っていただき、メルキュールだからこそいつも快適な滞在ができるという信頼を築き上げていきたいと思っています。

三田村 成之 氏プロフィール
横浜市出身。1973 年㈱帝国ホテル入社。レストラン部、経理部、外商部、宿泊部を経て、83 年・87 年夏、上高地フロントオフィス出向。国賓の来日に合わせ三度迎賓館事務所勤務。87 年帝国ホテル労働組合接客分会議長。89 年Hotel Nikko Chicago・U・S・A・出向。宿泊部フロント課長(参事)。2000 年Hotel Imperial BALI、INDONESIA 出向、総支配人に就任。03 年帰国してホテル事業統括部部長。05 年宿泊部長(理事)。09 年事業開発部理事。10 年7 月メルキュールホテル横須賀総支配人に就任。

メルキュールホテル横須賀
〒238-0041 神奈川県 横須賀市本町3-27
Tel: 03468-21-1111
http://mercureyokosuka.jp/

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