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喫煙状況から探る! レポート 

京都文化交流コンベンションビューロー 京都のインバウンド状況は訪問数、前年比率共に右肩上がり

【月刊HOTERES 2016年11月号】
2016年11月25日(金)
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総支配人 柘植裕次氏

ケーススタディ
たばこを楽しむ時間のクオリティーにも
心配りのある喫煙室
ロイヤルパークホテル 京都
今年開業5 年を迎えた“ ロイヤルパークホテル ザ 京都“。京都の中心地にある人気ホテルだ。当ホテルではレストラン階と客室階の2 カ所に喫煙室を設置。平均稼働率90%を誇る当ホテルの分煙の現状について総支配人の柘植氏にお話を伺った。

ホテル全体から醸し出す
空気感と居心地を第一義に
 
ホテルのコンセプトである「お客さまにとって安心、安全で快適なホテル作り」という観点からロイヤルパークホテル ザ 京都ではセキュリティ、インテリア、水回りの環境整備、レストランの充実と同じく分煙環境の整備にも力を注いでいる。特に2014 年4 月から利用が開始された3 階の喫煙室は、たばこを吸うお客さまも吸わないお客さまも同じように快適に滞在してもらいたいという思いから客室が全室禁煙になると同時に新設された喫煙室だ。開業当初は喫煙可能な客室があったため、喫煙室の設置は地下1 階の一つであったが、外国人観光客の増加などを踏まえ客室をすべて禁煙とし、3階に新たな喫煙室を設置することでたばこを吸うお客さまの利用環境を整えたというわけだ。
 
たばこを吸う時間を
ノスタルジーと共に楽しいものに…
 
ところで開業当初から利用されている地下1 階の喫煙室には一枚の写真がかけられている。これはデザイナーからの提案で飾られることになった。当ホテルが建っている場所はもともと東宝の映画館があった場所だ。そんなことから「映画館があったころに思いをはせ、紫煙をくゆらせて欲しい」と場所の記憶と共にたばこを吸う時間を楽しいものにしてもらいたい思いから当時の映画館の写真をそこに掲げたという。機能だけでなく、吸う人の気持ちや楽しさにも寄り添った喫煙室に当ホテルのお客さまに対する姿勢がよく表れている。

レストラン、ミーティングルームのある地下1 階の喫煙室。一般のお客さまも利用可能となっている
場の思い出を大切に。映画館だったころの写真が飾られている
以前は自動販売機が置かれていた場所をコンバージョンして作った3 階の喫煙室。宿泊客のみが利用できる

昨今はお客さまの分煙に対する
理解が進んでいる
 
当ホテルでは現在、外国人と日本人のお客さまの割合がほぼ同割合だそうだ。いずれのお客さまからも現在の喫煙環境に対しては好評を得ているという。全室禁煙になって以来、たばこを吸わないお客さまだけでなく、吸うお客さまからも特にクレームはないそうだ。またホテル側も昨今では国の内外にかかわらずお客さまの分煙に対する意識が高まっており、“喫煙室の利用”が一つのマナーになっているのを感じるそうで、喫煙への意識の向上と共に分煙環境の整備そのものも広く認知されるようになってきているようだ。

ロイヤルパークホテル 京都
http://www.rph-the.co.jp/kyoto/

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