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第3回 図解「人脈力」の作り方 第一章 人間関係の哲学

社長・経営者とのつながりを生みだす 図解「人脈力」の作り方 第一章 人間関係の哲学

【月刊HOTERES 2015年07月号】
2015年07月02日(木)
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商売でも恋愛でも重要なこと
 人脈力をつけるためにはまず人間好きになることが必要です。当たり前ですよね。人間と仲良くなり、そこから人脈ができるわけですから。
 僕はよく人間関係を銀行のATMにたとえます。ところが銀行の口座から一〇万円を大至急おろしたいとします。
 ところが銀行に行くのに遅れてしまった。たった五分の遅れなのに、ATMのシャッターは閉じてしまってお金がおろせない。でも、銀行の窓口でしたらお願いしればお金がおろせる可能性があるわけです。
 これが機械と人間の一番大きな違いだと僕は思っています。
 人間には心があるから、自分の判断できる。窓口が開いているのが三時までだとしたら、三時半に言ってもだめでしょうけど、三時五分だったら、「仕方がないか」と相手も思うかもしれない。
 要するに、三時を一秒でも過ぎた瞬間に自動的にスチップしてしまう。そこには、考える余地はありません。
 しかし、どんなに厳しくガチガチに縛られている会社でも、必ずどこかに人間の判断が挟まるものです。
 要するに、あなたが三時五分に銀行の窓口に行ったときに、担当者が「この人本当に困ってそうだし、感じもいいし、ちょっと助けてやるかな」と思ってくれるかどうかです。もっと仲良くなれば、「この人、昔から知ってるから、三時過ぎたら裏口から持ってくればやっておきますよ」となる。
 相手の曖昧な部分、微妙な部分、グレーな部分をいかに自分にとってより有利なほうへ持っていくことができるか。そこが大切なのです。
 人間には嫌なものを反射的に排除する本能があります。お酒を飲めない人にお酒とお茶を飲むに決まっています。
 しかし、お酒を飲めない人に緑茶とほうじ茶をだせば、彼は「どうしようかな」と必ず迷います。「緑茶の気分かな、ほうじ茶の気分かな」と。
 で、「どっちでもいいかな」と彼が思ったときに、いかにこちらが考えているほうを選ばせることができるかが、商売においても、恋愛においても重要になるのです。

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