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2021年5月28日号 グローバルSAKE マーケットの創造者たち 連載第2幕 第25回

グローバルSAKE マーケットの創造者たち 連載第2幕 第25回

【月刊HOTERES 2021年05月号】
2021年05月27日(木)
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その酒が本国でどう評価されているのかを海外のディストリビューターは見ている

島田 日本酒のラグジュアリーブランド「SAKE HUNDRED」の海外輸出の状況はいかがでしょうか。

生駒 もともと2020 年4月あたりに複数のアメリカの高級ホテルにアポイントを取っていて「SAKE HUNDRED」をプレゼンテーションする予定だったのですが、コロナによってすべてキャンセルになってしまいました。2020 年12 月になってようやく、香港、シンガポールへの輸出が始まりました。ドバイについても間もなく始められる予定です。

 日本経済の先行きも不透明でしたが、それまでにこつこつと積み上げてきた信頼感、こだわりのある品質の高さとおいしさによって、日本のマーケットで「SAKEHUNDRED」は少しずつ成果を出せるようになってきました。3 万の価格帯の酒はないため、「ラインアップされている約3万円から4万円」の価格帯の日本酒が売れるということは、それ相応のブランド力が付いてきたと言えるでしょう。
 何度もリピートしてくださるお客さまが増えているということは、「SAKEHUNDRED」は体験として素晴らしいと理解していただけているのだと思います。

島田 そこまでラグジュアリーな価格帯の日本酒が、日本のマーケットでも売れるのですね。

生駒 「高い酒は海外のマーケットだ」とよく言われるのですが、日本で評価されていないものが海外で受けることはありません。ディストリビューターと話をする機会も多いのですが、彼らが気にするのは「この日本酒は、日本でどのように評価されているのか」ということです。海外のディストリビューターは自分たちで日本酒を評価する軸をまだ完全には持ち合わせていませんから、代わりに本国でどう評価されているのかを見るわけです。

 

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