ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 2023年2月24日号 トップインタビュー JR九州ホテルズ(株)代表取締役社長 角谷 英彦 氏
2023年2月24日号 トップインタビュー JR九州ホテルズ(株)代表取締役社長 角谷 英彦 氏

トップインタビュー JR九州ホテルズ(株)代表取締役社長 角谷 英彦 氏

【月刊HOTERES 2023年02月号】
2023年02月22日(水)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

----ホテル業界では⼈材不⾜が課題となっていますが、どのようなアクションが求められるとお考えですか。

 私としても着任後、最も腐心しているのが人材問題です。稼働率上昇に人的体制が整わず超過勤務に頼って辛うじて運営したり、一部の施設では販売制限も行なったり、施設間で人材の融通や人材の平準化にも取り組みました。
 
 人材に定着してもらうために必要なのは、待遇面の向上は当然ですが、まずは社員のリテンションだと考えております。それには経営トップが社員としっかり向き合うことが肝心と考え、着任後はすべての社員と個人面談を実施しました。次に退職した社員をいかにして呼び戻すかを模索しております。
また、コロナ禍を機に仕事への価値観も変容し、「何をしたいか」だけではなく、「どこで働きたいか」も大事な要素となりました。そうなるとこれまでのような定期異動が困難になるので、多様な人材を採用することも必然となるでしょう。
 
 これからの日本を支えるのは紛れもなく観光産業であり、それを担う私どもの役割は大きいはずです。そのためには有能な人材を獲得していくことが重要だと考えています。 
 
----これから貴社が目指す展望を教えてください。

 過去に類を見ない新型コロナの影響は、苦難と挑戦を同時に経験した貴重な期間でした。そして昨年は回復期に入ったものの、社会環境および人々の価値観はコロナ前とはまったく異なるものになりました。そのような中で当社のぶれない軸は「やさしさ」であると考えており、それには大きく三つの柱があります。
 
 一つ目はゲストへの心温まるサービスです。それは形式的なものではなくそれぞれのゲストが本当に必要とすることに寄り添うことです。二つ目は地域や環境に対するやさしさで、九州を基盤とする企業だからこそなおさらこだわりをもって推進していく所存です。三つ目は社員に対するやさしさで、社員一人一人の人生にしっかり向き合うことが企業としての責務だと考えております。これらの考えは従前より重視してきましたが、コロナ禍を経て、改めて追求していくことでゲスト・地域・働き手に支持される企業になれると信じております。

 

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年12月15日号
2024年12月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 全国ホテルオープン情報
【TOP RUNNER】
スタジアムシティホテル長崎(株)リージョナルクリエーション…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE