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2023年6月16日号 トップインタビュー インターコンチネンタルホテル大阪 総支配人 アレックス・ポーティアス氏

トップインタビュー インターコンチネンタルホテル大阪 総支配人 アレックス・ポーティアス氏

【月刊HOTERES 2023年06月号】
2023年06月15日(木)
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総支配人×新卒 1~3年目の社員クロスインタビュー
インターコンチネンタルホテル大阪 総支配人アレックス・ポーティアス氏 
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NOKA Roast & Grill サービスキャプテンカドギ・スサンさん(入社3年目)ゲストサービス小林 果鈴さん(入社1年目)クラブラウンジ池田 成美さん(入社1年目)

 

働く環境への満足度が態度やふるまいに現れる

----少子化が進み、どの産業も人手不足の今、「ホテルで働く意味」はどういったところにあると思われますか。

アレックス 人としての成長にあるのではないでしょうか。私達インターコンチネンタルホテル大阪はとても働きやすい場所です。従業員が安心して働き、リーダーに成長できる環境を提供しています。私がこのホテルで一番大切にしているのは従業員です。従業員をしっかりとケアすることで、従業員も丁寧にゲストのケアをすることができるからです。ホテリエには“attitude”(人としての態度やふるまい)の素養が大切ですが、働く環境への満足度が、サービスはもちろん、“attitude”にも自然に表れると考えています。ですから、まずは従業員が長く働き続けられ、成長できる環境を提供することが、私の役割だと考えています。 

----スタッフのみなさんは、どういった形で成長していきたいと考えておられますか。

小林 昨今、海外のお客様が増えましたので、英語のスキルを高めたいと考えています。日々接客をするなかでも伝わりやすい表現や、ゲストに喜ばれる言い回しを、リアルな会話から学んでいます。

池田 私は正社員になる前からこのホテルでアルバイトをしていますが、正社員になってからはアルバイト時代には無かった重責を感じています。責任が増えると、1つ 1つの行動に必要な勇気も大きくなるのですが、そこで意識的に、「もっとやってみよう」「ここは自分が弱いからこうやったらカバーできるかも」と、挑戦的な気持ちを持って行動しています。ゲストに対しても、「少しの勇気を持って話しかけたら、もしかしたら喜んでくれるかもしれない」「良い思い出として残
るかもしれない」と考え、挑戦的に行動することを最優先にしています。

小林 分かります。私もお客様に何か提案する時に、「本当にこれをお客様に聞いていいのかな」「この提案は正しいのかな」と立ち止まってしまうことがよくあります。でも、一歩踏みだせた時にお客様が喜んでくれると、とてもうれしいですよね。

スサン 私はお客様とのコミュニケーションスキルを高めていきたいと考えています。ホテルは毎日さまざまなゲストが来られ、それぞれに適切な話し方が違います。それをよく覚えておき、私自身のリピーターを増やしていきたいですね。「スサンさんいますか?」と来て下さるととてもうれしく、それだけで「もっとがんばりたい」と感じます。それから、自分一人だけではなくチームみんなで成長して、お客様に良い思い出を提供できるよう努力していきたいです。

----そもそも、みなさんはなぜホテル業界に入られたのでしょうか。

小林 幼い頃に家族旅行に行った思い出があり、ホテルステイに興味がありました。その後、高校時代に「自分が人を幸せにできる仕事は何だろう」と考えた際、自分の性格や経験がホテリエに向いているのではないかと思い、ホテル業界を志望しました。

池田 私も高校生の時に旅行で乗ったシンガポール航空の CAさんに憧れて、ホスピタリティ業界に進もうと決めました。ただ、世情的に航空業界への就職が難しいと感じた時に出会ったのがホテル業界です。

スサン 私はネパール出身なのですが、子どもの頃から接客が大好きでした。ゲストの笑顔が私の幸せだと感じていたのです。それでホテルの仕事を勧められ、母国でホテル学科に進学。日本でも 2年間専門学校に通ってホテリエになりました。

アレックス 私もスサンと同じく人と接することが大好きで、15歳の時にホテリエになりたいと思いました。今も私の仕事の 90%は人と関わる仕事であり、非常に楽しんでいます。また、ホテルに入ることで、出身国であるイギリス、香港、カナダ、シンガポール、タイ、セイシェルなど世界のさまざまな国を見て、妻、娘をはじめ、多くの友人とも出会うことができました。ホテルでの仕事は 2日として同じ日はなく、毎日が新しい 1日です。困難もありますが「ライフワークバランス」をきちんととりながら成長させていただいています。

 

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